2018年7月31日火曜日

やぶれたりGG

だな。
計算通りにならないからこその人生、
とは思っている。
この日本一周もストーリーは、まるでなし。

海岸線を全制覇するのが最低の目標。
地図にきれいなラインを残したい。

昨日早朝八戸の港に定時到着。
オートバイ、自転車は一番最後だとアナウンスが入る。
ならばバックの配置換えでも試して時間をやりすごか。

単車組も呼び出しが入る。
ラックに専用のバックを取るつけるとき
左右に決まりがあるらしい。
どっちの取り付けでも横から見ると下が左に入っていた。
真横から見たときに底が左を向く。

どちらをつけてもその角度に収まる。
それでOKだと捉えていたのだが。

フェリーから出てすぐ荷物落ち。

ワンラッチの締め付けるが甘かったのか?
再度装着直しでスタート。
直後またしても荷物落ち。

今度は左右を替えて見る。

この2つのバックのみを手直しするならさほどの作業ではない。
ところが小物入れや軽量のシューズを上に括り付けている。
このへんの作業は、一発でさくっとやっつけないば。
何遍もし直しは、ストレスになる。

今度は、大丈夫?
バックがどんな収まりなのかを確認する。

もしかして裏面のこの位置にヒントがある?
わからん。
もう少し追加チェックしよう。

などと悠長なことを言っている場合ではない。
走りの途中で荷物落ちはさせたくない。

確信を持てる収まりを確認してからスタートさせることが懸命なこと。

さて、早朝のことで通常の食いもの屋さんは未開店。
ちょいとした規模の街には市場がある。
そこに食堂も寄り添う。
客待ちタクシー運転手に聞いてみる。
この先の信号をひんだりに折れてさ大きな橋をふたつ渡れば右さ曲がってな。
突き当りを右さいけ八戸の台所といわれてるさ市場があるから。
アクセントは津軽なものの他国の人間にも分かりやすく解説してくれる。

そこをトレース。
アーチ型の大きな橋がふたつ。
空腹で荷重の自転車には、こたえる。
言うとおりに道を進み細い通りに入った。
もうそこが市場の外郭。

古い歴史を持つ街は、城下町街で栄えたそのままの地形で
綿々と商売を続けてきた事がその道の細さだけで理解できる。

市場外の店舗が客待ち顔で店先に立っていた。
男っぷりのいい若い衆に案内を願う。
斜め眼前の店を指差す。

窓から様子を伺うと8分程度の入りよう。
今日の刺し身定食800円なり。
美味しくいただいて会計で下北沢にゆくにはどの道から入るといいのか?
今きた道を戻るとおれのスタート地点に立てる。
で、スタートさせた。

数度、交差点を曲がった後に行く先が逆を向いている。
太平洋を右に置き、海に沿って走れば北上になる。
が海が後ろになって離れてゆく。
おかしい、とUターン。
最後に左折した場所が間違い。
ルートは、海が右手の望みのものになった。

荷物も固定されてびくともしない。
でもなぁ、やっぱりスピードは出せない。
平坦ならもう少し足を使えそうなのだがそこは我慢。
なにせ初日のこと。
足と荷物固定具合とを見極める必要あり。


拡大するとスタート近くで内陸へ向かおうとしていることが判る。

これでもわかるように平均時速は20Km足らず。
下北ではアップダウンを結構な数やっつけている。
基本このペースでタイム設定してゆくとゆとり行動になる。

下北半島の東北発端でラインが切れている。
昨日の予定は大間でなかったかい?
切れている、ではなく切った。
自分がどんなラインを描いているのかが不安になっていた。
俺の中では、津軽海峡を右に下北半島の西北に抜けられると思い込んでいる。
ざっと下調べした時にはそこを拡大して十分なルート確認をしていない。
頭が混乱する。
これが不安と苛立ちのもととなる。
走行地図を見ると2回行き止まりの道を走っている。

最後に聞いた地元民は、むつ通んないと大間に行けない。
ということで俺はむつにゆく予定などななかった。
時間的配慮からむつに宿泊となりました。

追記
オフロードで細い道ならある。

困るのはそこそこの街で野営すること。
観光協会案内窓口のあるJR駅が見当たらない。
大抵は、こっちだべなぁと目星をつけて向かうと行き着くことができる。
走行している間に運動公園の道標あり。
多分ある程度の広さがあり芝生ありでテント最適場所に思えた。
ついてその考えに確信をもちまずは、買い出し。
スーパーを見つける。
今乗っている荷物にもう一つスーパーのレジ袋は、オンできない。
そこでまず手に持ち自転車を手押しで公園へ。
ここでも道を間違えながらも到着目前。
大勢で打つ大太鼓の強い太い音が、響いてきた。
近づくにつれどんどん大きく地鳴りしている。

太鼓の山車でその練習をしている最中。

そこを横目にベンチに荷物を解き
ジンジャエールを飲みつつブログの下書きをはじめた。



日も完全の落ちてくるとそこは蚊のパラダイス。
ふっふっふっ。
こちらは、人間様が考えに考えた蚊取りグッズあり。
アースノーマット。
電池で温めて蚊取り成分を拡散する。
足首にドンドコファンがついて拡散状態は十分。
のはずが、1.5日分のあせが染み込んだ衣服と体。
どこかに好きがあるはずと総攻撃をかけてくる。
弱点見せたり、GG敗れる。
マットから一難遠い首に襲いかかられる。
太鼓は、ドンドン ドンドコショ。
ブンブン、ブンブン蚊が押し寄せる。

太鼓は、打ち手交代者、笛演者を実演さながら
奇声をあげながら練り歩きの練習に入っている。

GGギブ。

解いた荷物をまとめてホテルに逃げ込んだ。
落ち着いて時間を見ると10時を過ぎていた。
ブログの余裕などない。

衣服を洗濯して、自分の体も洗ってしばし浴槽に浸かっていた。
はっと目覚めて風呂をでて時計。
11時。
寝よう。

そして3時45分目覚めていまここまでブログを進めてきた。

今日からの行動は、走行ルートの十分な読み込み。
早めの目的地入りでテント設営地の早めの確保。
ということで1日目の反省をしたGGでありました。


このおやじ、アゴハリ一族
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター


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