小笠原から左に曲がる。
和歌山県は紀伊半島に上陸したという。
初めてなんだと。
紀伊半島に上陸は過去に何度もあったこと。
但し、東側からの上陸が初めてらしい。
気象予報士ではない俺。
漁師でもなし。
天気がいいのか悪いのか?
くらいの興味しか持たない俺。
なので台風とは何?
と問われれば、ええと熱帯性の低気圧の発達したもの。
くらいにしか答えられない。
改めて台風をWikiする。
太平洋の南西で発生する低気圧の中で、
最大風速が17m/s以上に達したもの。
あっそう。
くらいにあっさりとした定義。
てぇことは何だい?
熱帯性の低気圧に変化して東の海上を北上中。
などというときは、その17m/s以下の風速に衰えたということかい。
気象学の浅かった江戸以前に台風という言葉は、ない。
江戸時代にオランダ経由で中国の颶く風という呼称が長崎の出島に入る。
そこから訳されて大おお風とかタイフーンと表し始めた。
その台風の12号は、昨日時点で北海道にも影響を及ぼしていた。
南東の強めの風がそれ。
7m~9mと吹いていた。
瞬間最大なら20m超えもありだったのだろう。
そんな中の午前中に、日本一周の最後の調整をしていた。
全装備を積み込む。
その前に計量。
約13kgになる。
これに2Kgは減らした数値が欲しかったけれどだからと言って必要なものばかり。
どれを削除できるでなし。
最初にテントの梁と折り畳み椅子をラック中央背骨に
ゴム製ヒモで縛り付ける。
その後、本体を後輪の両横に振り分ける。
ワンタッチで着脱できる。
が6~7kgの重さをひとつづつけるには、要領というものが必要となる。
そこも試しておきたかった部分。
自転車自体が10kgあるかなし。
そこにそれ以上の荷物を括る。
つけやすいわけがない。
しかし、それ用に開発したラックとバック。
さほどの苦労はなく取付できた。
その上に小物入れをサドルに引っかけて後輪の上に置く。
その上にプレートと思っていたが納まり悪し。
車のナンバープレートのように真後ろがいいようだ。
今度はそれらの納まりを良くしておかなければならないことが判明。
バックに肩ひもも取り付けた。
いらないと思っていたのだが着脱時にあると作業しやすい、
だがひもが走りの邪魔をしないように固定させなくてはいけない。
昨日は小物入れに交差させた。
そうすることで小物入れの固定とバックヒモの処理ができる。
が、面倒。
これで通すとなると朝夕のスタート、ゴールの二回だけでなく、
途中の買い物や昼食など何度もヒモをほどいたりしばったりが必要になる。
その辺の処理をどうするか?
答えがアウトドアの専門店にあると踏んで秀岳荘まで走り始める。
当然のこと、漕ぎだしに不安定さを覚える。
ここは慎重さが必要。
追い風に問題なし。
普段と同様に走りやすし。
向かい風。
これも同じく問題なし。
スピードが阻まれるだけ。
問題は、やはり横からの風。
下重心に重さがかかっている分比較的振られない。
が振られるとおもさがある分ふらつきが強く出てくる。
狭い車線で往来の多い道路では、スピードを極力落とすことをしなければいけない。
荷物があるとクィックな動きは、厳禁。
ビルの狭間の突風や大型車の追い越しには、特に注意。
90分くらいを試走。
で目的の店に到着。
さて駐輪をどうするか。
普段なら自転車留めにロックする。
がそれはできない。
壁に立てかける。
ワイヤーロックで固定させられればなおよし。
立ち木や柵など大抵は、なにかがある。
なければないでもたれかからせる何かは、必ずある。
壁に固定させて小物入れを取り外す。
やはり面倒。
携帯用のスプーンも欲しかったのでまずは、一階でそれを買い求める。
地下の自転車売り場で使えそうな小物を物色。
なし。
再び1階奥を覗く。
そこは、ボートやロッククライミング用品。
細いが丈夫なひもが測り売りされている。
1m140円。
3m切り分けてもらう。
それにワンタッチで絞めることのできるクリップを加えて
バックや小物入れの固定が解決する。
帰宅して1.5mに切り1本が2本にした。
切り口の先端は、糸のほつれ止めに炎でさっと溶かし丸める。
もう一つ洗濯をはさんだり軽いものを固定したりのクリップが欲しい。
2階の用品や3階のテント類などざっと見るも該当なし。
秀岳荘を後に帰宅。
ふだんなら問題なくお昼には到着できる余裕の時間が正午を過ぎた。
MSの駐車場に入ったところで、今どこですか?
女房がコールしてきた。
いつものようにお昼は、麺。
美味しい深焼きコーヒーを淹れてもらう。
強めの風が開けた窓から部屋を吹き抜けてゆく。
このコーヒーとも明日でしばしお別れ。
だが近年コンビニコーヒーが品質を上げている。
酸化していないそこそこの味のコーヒーならいつでもどこでも安く調達できる。
そこは、コーヒー好きにとってありがたし。
夕刊の配達は、15時を少し回ったくらいがスタート。
その前にカブをちょいと磨く時間の余裕をもって販売所へ。
俺のルートは、俺の作ったもの。
なので俺以外の人が配達すると時間のずれが出てくる。
どうした?
と問い合わせが入るようだ。
そこで俺のコースを習っておきたいと後ろから穴埋めの要員が追尾した。
新聞販売店でも慢性の人手不足。
そこで女性でも運転のしやすい3輪カブを数台用意している。
3ケ月前からそれに乗り始めたという女性が後ろから追いかけてきた。
経験が浅いわりにしっかりと付いていた。。
いつもよりちょいと控えめで速度を落としながらさくっと終える。
夜の買い物がてらホームセンターで洗濯ハサミを物色。
ありました、金属製。
ばねも強力で口先には、滑り止めのプラスティックが付けてある。
昔の先端が丸い形状ではない。
が、おおむね俺の希望の品。
さあ、これにて用品は完備終了。
苫小牧から八戸行きのフェリーは、平常運航とアナウンスされている。
苫小牧方面の降水確率は、今朝の段階で20%まで落ちている。
自走しよう。
送ってくれる自転車仲間あり。
Aさんよろしくお願いします。
このおやじ、アゴハリ一族。
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター