2018年7月26日木曜日

ゴールがスタート

ツールド・フランスは中盤の山岳コースに突入し
やはり大本命のチームスカイが力を見せてきた。

だがその展開に一つ強い興味を引く出来事が起きている。
スカイが15ステージまで個人総合の1位~2位を占めている。
但し、1位はフルームではなくゲラント・トーマス。
2位がフルーム。

その状態が最新のステージまで、俺の記憶では4日間連続している。
この後スカイはどう展開を指揮してゆくのだろう。
エース、フルームに勝ちを譲らせるのか?
はたまた僚友と協調させながら競い合わせてゆくのか?

ツールドのもう一つの楽しみは、山岳賞争い。
山岳地帯の山場ともいうべき16ステージ、ピレネーの戦いで
現在水玉ジャージは、ジュリアン・アラフィリップ。
チームクィックステップ所属で
173cm/63kgと欧米選手としては、小さい体躯。

体の大きなスピード系。
体の小さな山岳系と言われる。
彼も例外ではない。
フランス出身の26歳。
父親がオーケストラのコンダクター。
育ちがフランスの中部で周りを高い山で囲まれた
盆地の都市サンアマンドモンロン市。
その環境が山岳のスペシャリストを育んだ。

いいテンポで登ったかと思うとすさまじい勢いで下り落ちてゆく。
85km/hの表示が出ていた。
当然コーナーでアクシデントが起きる。
コントロールを失った選手が石垣に激突して放り投げられる。

ライバルを抑えるためのアシスト達の働きと駆け引きは、
16ステージのハイライトでもあった。




ここのところ
好天維持の札幌。
しかし夜明けの
4時過ぎは
外気が冷たい。




CNNインターネットニュースの速報から。
そして次の17ステージでは、政府の農業政策に不満を持つ
農家の抗議行動がツールドに大きな影響を与えたらしい。

世界が注目するツールドを舞台に抗議の姿勢を見せた農家のグループ。
それはツールドを邪魔する目的ではない。
そこで注目をさせようという目論見だったらしい。

とはいえコースに枯草の山を作ってしまったのはやり過ぎ。
警察がその農家たちを鎮圧させるために催涙ガスを発射。
抗議行動と阻止行動でレースが中断、
そして一部選手に催涙ガスの被害が起きてしまったという。


サイクルスポーツJPより
さらにこの17ステージで個人総合に大きな波乱が起きている。
トーマスは、順調に逃げ切りを果たしたようだ。
が、フルームが2位から脱落したという。

そしてこの日の山岳賞をさらったのは、キンタナ。
総合ポイント賞は、サガン。

毎年大きなハプニングを見せるツールド・フランス。

全21ステージとあと4ステージを残す。

ポイント賞も含めてその前段の20ステージまでが本当の争いとなる。
つまりは、あと3ステージで2018年の大枠が決定する。

フルームの行方は?
山岳賞は誰の手に。
スピード王マイヨヴェールは、誰が着る?


60歳を過ぎて走る楽しさを教えてくれたロードバイク。
まもなく68歳にならんとするGGは、
そのツールドフランスが決した日に日本一周に出立する。


このおやじ、アゴハリ一族
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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