2018年7月16日月曜日

96時間VS72時間

3位決定戦は、ベルギーの勝ち。
中2日と3日の違いも大きな要素ではなかっただろうか。
そして3位であっても初の上位獲得というモチベーションもプラスに作用した。

それにしても高速カウンターと称される彼らの武器のすさまじい破壊力。

前に前にボールを運び3人4人とそのボールの受け手になる。
守備の整わないDFにとって一人より二人、二人より三人、四人と
攻め上がってくるベルギー攻撃陣がどれほどの脅威に映ったことだろう。









そして今朝零時から最後の試合。
女房も今日の仕事が休みということで20時に就寝。
キックオフにTV前に夫婦で揃って観戦となる。

フランスVSクロアチア。
守備のフランス。
ポデッションのクロアチア。

縦に長いパスのフランス。
細かに繋ぐクロアチア。

そんな展開で始まった2018年サッカーWカップロシア大会決勝。
18分クロアチア不用意なファール。
フランス、グリーズマン、バイタルやや斜めFK。
クロアチア7番ラキチッチ、ヘット届かず。
ボールは、頭に僅かに触れて軌道が変わる。
GK反応しきれずフランスの先制。


サッカーのゴールはセットプレイで1/3といわれる。
が、この大会では90%以上の確率となっている。
つまりは、流れの中のプレイから得点をさせてもらえない。
スペイン、アルゼンチン、ドイツ、ブラジルが脱落していった原因がそこにある。

反対に流れの中の得点が多く出現した日本は、
そこの部分では特出したパフォーマンスであったといえる。
参加国で一番身長の低いチームなのだから、勝機はそこにしかなかったともいえる。
セットプレイにはセットプレイでお返し。
28分
4番ベリシッチ、ドリブル突破にファールを得る。
やや離れたバイタルエリアから右エリア内にボールを入れる。
ヘッドでマイナスに折り返す。
ボール混戦の中からバイタルエリアに戻す。
そこに待っていたのがFKを貰った4番。
フリーでミドルシュート。
ゴール右のネットに突き刺さる。
同点。

クロアチア勢いをつける。

しかしフランスは間隙を縫う作戦。
守備を強固に多して手数をかけずに速攻。

38分 フランスCKからクロアチアハンドでファールのビデオ判定。
フランス、グリーズマン強い緊張を見せる。
しかしGKの動きを見切ってゴール。

フランス2-1クロアチアで後半へ。

クロアチアの心臓であり、司令塔のモドリッチに前線で仕事をさせていない。
モドリッチの縦横無人の動きは、発揮できず。

クロアチアの怒涛の攻撃に蓋をしていた。

その役目をしていたカンテに替えてエンゾンジを入れる。
196cmの長身MF。
カンテとモドリッチは、共に運動量が多いどうし。
カンテに疲れが見えてきた。

フランス監督Dデジャンは、モドリッチにも疲れが見えてきたと判断。
ならばと動けて高さを持つ武器を一枚増やす。


フランス速攻からベルギーに引けを取らない分厚い攻撃。
ンバべ駆け上がる。
右に深く入り込みMFゴクバも駆け上がってミドルでG。

フランスは、これで精神的な余裕を持つ。
21番SBエルナンデスが左を深くえぐりダンシングドリブル。
完全にドリブルで抜かれたクロアチア。

ンバベ中央で受けてミドルシュート。
フランス勝負を決めた4点目。

クロアチアはこれで攻撃心を奪われたかに見えた。
が、68分フランスに大きな隙間ができた。

不用意なバックパス。
FW17番マンジェチッチ長い距離を走りボールを追いかけた。
GKからボールをうばうと誰もいないゴールに流し込む。

2−4ならわからない。
諦めないクロアチア。
なんとなくクロアチア。

しかし中4日のフランス。
中3日のクロアチア。
平均年齢も1歳高く主力に30代の多いクロアチア。
延長試合も連続3試合こなしてきた。

クロアチア、力を振り絞り左右からドリブルで攻めたてる。
さらにDFの裏を抜ける。
フランスのガードが固い。

96時間VS72時間。
肉体を休ませる時間が結果に表れた。

今大会の特徴は、高さと強さと速さと組織。
クロアチアは、そこに持久力を一層加味したチーム。

だが、ついに燃え尽きてしまった。
クロアチアは、人口400万人少しの国。
決勝まで行きつくことすら大偉業といえた。

その心臓のモドリッチ32歳はスペイン、レアルマドリーの背番号10番。
やはりレアルの心臓でもある。
今大会のMVPに挙げられた。


 このおやじ、アゴハリ一族
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

広告