のではないのだそうな。
少し正鵠せいこくを外している。
カーボンホイールは、軽いから早い訳ではない。
ディープリムホイールは、軽量だから早いのではなく、
早いを追求した結果カーボン製にせざるをえなかった。
これでいいべか。
ところで正鵠とは?
正鵠が弓の的の中心であることは、なんとなく想像できる。
篇が牛に口、旁が、鳥と書いて鵠となる。
大きな白い鳥を鵠と称した。
音読みでコウ・コク、
訓読みでくぐい、まと、しろい。
くぐいは、白鳥の古い呼び方。
牛は、木の枝。
口は、器。
器に願い事を書き枝に吊るす。
神への訴えを申し告げる意味になる。
願いを運ぶ鳥を鵠に仕立てたのだろうか。
では正しいは?
練習のための弓の的は皮を用いて作られた。
正の漢字成りたちを見ると
征が元の漢字。
彳は、十字路の半分。
正しいは、国や村に立ち止まる足。
真っ直ぐ進撃することを現す。
弓の的も同じように真っ直ぐにここに当てよ。
当る様に、という願いや願望を含んで作られたということか。
その的の中心は白い。
大きな白い鳥をその真ん中に見立てたのだろうか。
正鵠を得ると表現するのは、誤用。
本来は正鵠を射る。
話をホイールに戻す。
エアロホイールともいうリム深ホィール。
今日の夜明け
その前にリムとは、端的に言えばホィールの円周部分。
自転車に乗って一番の抵抗は、風圧。
中でも体への空気抵抗が一番大きい。
次に抵抗のかかる場所がタイヤ部なのだという。
転がり抵抗だったり空気抵抗だったり。
最初はトラック競技の自転車開発の中からディープリムホィールの開発がされた。
その一つに慣性を活かしたタイヤ作りがある。
リムを重くする:深くした。
転がる部分が重いほうが慣性がよく働く。
しかしそれはホィールの重量を高めることになる。
そこで軽い素材を使用したことが軽いホィールへ辿り着く結果となった。
次にリムが深くなるとスポークが短く済む。
あの細いスポークの1本1本に空気抵抗がかかる。
それが短いと空気抵抗が減ることにつながる。
更にホィールのたわみは、リムが深いこと:内径が狭くなることで少なくなる。
従いスポーク自体を細くしたり本数を減らすことが出来る。
空気抵抗を少なくさせるためのディスクホィールがある。
空力は良くなっても、重さや横風の影響が問題になる。
TTやトラック競技での使用に限られてくる。
なぜ二輪で転ばずに走ることが出来るのか?
なぜ高齢でも長距離を走ることが出来るのか?
ロードバイクは、楽に長く走るために作り上げられた乗り物。
その中のホィールだけでも様々な道理が尽くされていた。
無理やりにリムを題材に一つのネタに仕上げてみた。
このおやじ、アゴハリ一族。
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター