北海道コンサドーレ札幌過去成績を見始めたのもそんなことから。
2004年にファイターズが移転してきた。
巨人・大鵬・卵焼きで育った身としては、そう簡単にそれではと移り気は起きない。
併せて巨人のTV放送がめっきり減ってきた時期。
薄野大学からの帰路にタクシーに乗車する。
行く先を告げてその次は、今日はどうでした?
と問えば3-0の完封勝ちですね。
と運転手さんも答えてくれるほど北海道での巨人びいきは強かった。
巨人を観る機会が薄れれば自然に熱気が冷めてゆく。
そんな時、ふと思う。
世界で一番人気の高いスポーツとは?
多分サッカーだべな。
では、サッカーはなぜそれほどに人気があるのだろう。
日本代表の試合をTV観戦はしていた。
が点が入った、入れられた。
勝った、負けたの楽しみでしかなかった。
それ以外の魅力があるはず。
ならば地元に本拠地を持つコンサドーレ札幌を見てみようか?
で2005年から通い始めた。
見始めはボールのある局面でしか見ることが出来ない。
スペースがあるとか作るとか言われても解らない。
急に試合が止められる。
どした?
オフサイドだという。
それもトラップに掛かったオフサイドだという。
なんのこっちゃ?
ピッチの何処に罠が仕掛けてあるのだろう?
徐々にサッカーを観る目が出来てくる。
そしてへたくそとなじる自分の見る目の無さが理解できてくる。
サッカーは不確実の競技。
どの球技にも共通するのは手を使うこと。
が、サッカーだけは使ってはいけない。
ボールを自由に操ることは不可能。
シュート練習を見ていれば解る。
DFがいないにも関わらずどんなに優秀なストライカーでも外す。
だからこそサッカーの1点は、金貨に値する。
その1点を巡り守り、攻撃する。
それがサッカー、いやフットボール。
野球との一番の違いは、攻守が常に表裏一体であること。
試合に没頭していないと流れが解らない。
前半45分、後半45分を集中没頭。
それがフットボール。
どうやらお日様は、
黄金週間の最中に
走る機会を
与えてくれたようだ。
ゴールシーンが見たいと思い
席は、前半をアウェイゴール裏。
後半をホームゴール裏。
最近は、サイドのホーム側で観ている。
全体が俯瞰できる。
面白さが解りかけてきたその年の5月の横浜F・C戦ドーム開催。
ドドドド~~~があった。
俺達夫婦は、これが共通の理解。
曽田のドドドド~。
自軍でボールを持ったCB曽田雄志。
目の前の中央コースが開いているを見て長い距離をドリブルで上がる。
相手のDFが立ちはだかる。
曽田は、右の砂川に一旦預けてそのまま上がる。
曽田から砂川、砂川~曽田のワン、ツウで更にバイタルまで上がる。
その当時、雄曽田は存在感の強い選手。
体の強さ、ジャンプ力の良さを
FWからDFにポジションを替えて守備の要で活躍し始めていた。
そのドリブルは、華麗とはいえない。
ドドドド~と表現するのが一番ふさわしい。
GK1対1を豪快に振り抜く。
ボールは、ネットに突き刺さる。
そのゴール裏に構えていた俺達夫婦。
ずど~んと飛び込んできた。
これが決定打。
えっ、この試合の決定打?
そうに違いない。
が、そうではなく俺たちのコンサドーレが仕上がった瞬間。
フットボールの魅力を存分に楽しませてもらっている。
さて今日は、どこを走ろうか?
このおやじ、アゴハリ一族。
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター