あるとき神輿の鳳凰に頭を切られたのだという。
確かに頭頂部右にその傷が残っている。
俺の同じ部分に同じような傷を持つ。
俺の場合は、子供の時分に母親に口答えをして柄杓ひしゃくで殴られた傷。
同じ傷でも何かが違う。
なんだべ?
今朝の札幌
ベランダの窓枠が
凍り付いて開けられない。
窓の内から撮影。
小説を読んでいると知らない漢字が出てくる。
漁む、漁どる。
音読みでギョ、訓読みであさ-る。
他にもう一つ訓読みがあった。
リョウの読み方は、猟と同義語で国音:日本独自の発音。
漁の漢字成り立ちは、調べるまでもないだろう。
氵:さんずいは、流れる水から成り立つ。
魚もそのまんま魚、笑えるくらいに魚そのもの。
漁る:すな-る
漁どる:すな-どると読む。
もう一つ吝。
吝嗇と書いてリンショク。
訓でけち。
その他にお-しむ、しわい、やぶさ-かと訓読みするんだと。
お-しむ、しわいまでは判るがやぶさ-かとは意外。
やぶさかの語源・由来
平安の言葉。
物惜しみするの意味。
やぶさかではないと否定して物おしむことをせず努力する。
けち、おしむ、しわいは、お金に関連する。
が、やぶさかは人の行動を表現している。
その中にけちな行為も含むということか。
吝の漢字成り立ちを見る。
文は、模様なのだという。
刑者の胸に入れた入れ墨を表したことも文。
そして口は、漢字成り立ちを見るまでもなく口を元に作られている。
それは文と合わされると舌に入れられた入れ墨?
口は、器の意味も含む。
器に祝詞:文を入れ死者を弔ったことからではないか。
吝の甲骨文字から死者の胸に入れ墨したのでは?
など諸説あり。
それがなぜけちの意味に使われるのか?
までは、検索しきれなかった。
さて、鳳凰の翼で切った傷と柄杓底でできた傷。
なんだか俺のほうが格好が悪い。
なぜか?
付いた理由であることに思いつく。
俺の傷が母親に口答えをした結果では無かったら。
例えば道中の追剥に襲われている旅人を助けた代償だったとしたら。
このおやじ、アゴハリ一族。
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター