2018年1月16日火曜日

手妻に掛かった胃

札幌の真冬に何度も雨の降ることなど過去にどれだけあるのだろう。
首を傾げている。
4回目、それとも5回目?
1月2月でせいぜい2回がいいところの雨が昨日も降る。
積雪が今朝現在で43cm。
平年で80cm位なので約半分しかない。
もうすでに小寒入りしていて1月20日が大寒。
底冷えの時期に入っているはずが冬としては過ごしやすい。







今朝の札幌







子供の頃は、内風呂なし。
山間の炭鉱町には、共同浴場が備わっていた。
まだ明るい内にお風呂を使う。
その帰り道タオルの端を持って振り回す。
瞬時に棒状に固形してしまう。
頭も同じ。
家に帰るまでに頭髪は、ハリネズミのように硬化している。
家まで然程距離はなかった。
体の芯は、温まったまま。
中が熱々、表面が冷え冷え。

家の暖房は、石炭ストーブ。
石炭の火力は強い。
ストーブは、鋳物製。
その傍に座った途端に冷えた表面は溶けて行く。
屹立していたタオルも途端に芯をなくす。

寒い朝だと鼻を摘まむと鼻の穴が引っ付いてしまう。
中の水分が凍るほどに冷える。




夕刊の配達途中に空腹感が襲う。
以前は、ハンガーノック防止に一口二口、スナックを持参していた。
が空腹を覚えさせるのもアンチエイジの一つと知り覚えてからこれを止めた。
しかし、身体が何かを食わせろとストライキを起こしかける。
途端に緩慢な動きになってしまう。

どうするべか?
胃が空っぽなら胃に水分を送り錯覚させればどうだ?
冬場のことなので水より涎に頼ってみた。

自転車で走っているときでも口中の渇きを癒すために唾液を出す。
無論水分は、摂る。
が、のべつ飲む必要はない。
唾液で乾燥を解決すればいい。

口中の乾燥は、病気の予防にもなる。
その為にも吸気している。

鼻腔の出口辺りが渇く。
その場所は、上咽頭とでも言うのだろうか。
その渇きの緩和の為にも涎を出す。

これを配達の空腹対策に試してみた。


笑顔のボーズが基本。
口角を思いっきり横に引き延ばす。
同時に口角の回りの筋肉を強く収縮させる。
この運動で主に耳下腺から唾液が絞り出る。
サラサラで口中の衛生を保つ唾液をたっぷり絞り出す。
何度か繰り返し口内に回してから飲み込む。

胃は、それは見事に騙された。
こんなに騙されやすい臓器なのかと訝ってしまうほどに。

騙されると言えば北海道の2017年度、
おれおれの被害が52%増加と記事が出ていた。
騙す方は、手を変え品を変えて仕掛けてくる。
要は手妻にかかってしまう。

用意周到種を十分に仕込んでかかられたら騙される。
手妻は、和妻とも呼ばれ日本のマジック。

稲妻のように手を使うことから付いた名だという。

騙されやすいところの狙い撃ちは、
三分の理すらなくした悪者と化している。
理はなく利のみ。

日本の政治、経済もそんな傾向とあれば致し方もなしか。
そうではないべ。

俺が自身の胃を騙すのは三分どころではない大きな理。


このおやじ、アゴハリ一族
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

広告