2018年1月1日月曜日

月立ちて 朔日 ついたち

昨日大晦日と来れば今朝は、当たり前に元旦となる。
元旦と元日の違いを学習しているはずなのに記憶が定かでない。

まず元日。
はじまりの日なので1月1日の事。
年の始まりの日。

元旦
旦は、一日の始まり日の出の事。
それの元なので1月1日の朝の事。
年の始まりの朝。

では、正月とは?
旧暦の1月を表す言葉。
つまりは、1月の全体が正月。
太陽暦の現代も1月をそのまま正月と呼んだ。

語源由来辞典によれば
秦の始皇帝誕生の月を政月:セイグヮツ。
政が正に変化したとある。

真偽はともかく紀元前259年2月18日だそうな。
そう、旧暦で正月と月。

日本では、神:祖霊神:先祖が家に帰る月。
祖霊を迎い入れ幸せ:家内安全・五穀豊穣の
授かりを受けようと様々な行事、風習が行われてきた。






小雪降る
元旦の札幌。






さて一日という。

ついたちと読む。
二日は、ふつか。
三日は、みっかと十日までは、かがつく。
なぜ一日にかが付かないのか?

これも語源由来辞典より
その昔の日本では、ひとひ と読んでいたそうな。
一日:ひとひは、ある日とか24時間にも使われる。
で紛らわしいのでついたちとした。

ではなぜついたち?

昨日の晦みそかが、月籠りの日であれば今日は、月の始まり日。
月が立つ日でついたち。

陰暦のその日が月と太陽が同じ角度の黄経でもある。
さかさまの人に月と書いて朔の字を使い朔日:さくじつとも称した。
朔日は、ついたちとも読む。
かけた月が満ち始めてくる日、つまりは、一日のこと。
朔は、はじまりの意味も持つ。

つきたちがついたちに変化したのは、単純に言いやすさ。

埼玉は、本来さきたまと読む。
衝立ついたては、本来つきたてと読む。
同様に変化したのではと解釈されている。

ところで俺にとって初めての言葉で横径とはなに?
天体マニアならお馴染みなのだろう。
天体の座標が横道で、黄緯・横径で示す。
見聞きしたことがあるやもしれん。
が、そこに興味がなければ脳味噌に留まらない。
つまりは、知らない言葉となる。

太陽と月が同横径で重なる新月になる時間が朔。
その日が朔日。

無論今日は、朔日ではない。
太陽暦だもんな。
2018年陰暦元日は、2月17日。
2月16日が、朔日:新月となる。


知らなくても生きてきた。
識ると楽しい。

このおやじ、アゴハリ一族
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

広告