2017年8月11日金曜日

ハンドル広狭

つい2ケ月ほど前にハンドルバーを42cmから38cmにした。

狙いは、腕の負担。
長距離で外前腕の中間辺りが疲労する。

俺の肩幅:腕の付け根右~腕の付け根左までの直線で、約40cm。
洋服を選ぶ場合の採寸方法ではない。

腕は、内へ湾曲している。
自然に湾曲した手の端から端までを測ると35cmまで縮む。
肩幅よりずっと狭い間隔のほうが筋肉への負担が少ない。

この狙いは、正解。
が、必ず副作用が生まれる。







元の幅広に
戻した後。





最近ダンシングが面白くなっている。
脚は無論、上体も含めて満身でグワングワンと回すダンシング。
ホィールがブォワン、ブォワンと震え吠える。



チョイとした上りならそれで一気に駆け上がってしまう。
このときは、下ハンを握る。

両の腕でハンドルを強力に引っ張り、押し下げるを繰り返す。
脚は踏むだけでなく、引くも最大値を出す。

気持ちがいい。
全身が力を漲みなぎ らせ、筋肉は溌する。

ダンシングのための筋肉が付いてきたせいか俺のTTコースで
自己最高のAVE28Km/hを記録できた。

しかして、なのだ。
ハンドルが躍らない。
当たり前の話である。
42Cmのハンドルと38cmのハンドル長さの差は、
振り幅に大きな違いが生まれる。

まだまだ脚の力が無い以上、身体全体の力をかりる必要が起きる。

そこで元の42cmに戻してみた。

心細さが生まれる。
自分の安定した握り幅より広いハンドルなのだから当たり前。

依る術は、ここよりありません。
どうぞ手をここに置かせてくださいませ。
のような他人の腕に縋っているような、自分の身の内感がなし。

但しこれもあたり前と言おうかハンドルの安定がまるで違う。
38cmだと前輪の振れに気を付けなければならない。
そこがまるでなくなる。
何かを可能にするために何かを犠牲にしなければいけない。
致し方のないところ。
どこを何を欲すのか?
が問題。

得られるものは、優雅で大きなダンシング。
強力な全身の躍動。


ハンドル幅が広い分だけ遠くなった気がする。
ブラケットは、今回も斜め付けにしたのだが。
それでも遠く感じる。

テープを巻きなおしたハンドルの外~外は、44cm。
腕を広げて握る格好になる。
遠く感じる訳だ。

それでは、と110mmステムも短い元のサイズ90mmに付け直してみる。

ブラケットを握ったときの上体の納まりが俄然良い。
ブラケットの外~外で40cm。
俺の肩幅とジャストサイズ。
肘も少し角度が付く。
腕が突っ張らない。

長距離をこなしてからブラケットの上下、角度を決めようと思ったがこれで佳。
テープを購入して巻き直し。

今迄厚手のテープを使用していたが今回は薄地にしてみた。
どんな違いが出るのだろう。

さて、今日は夕刊の休みの日。
どこを走ってこようかな。




このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。

趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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