おやじの日記: 爆走５時間

2014年11月12日水曜日

爆走５時間

おやじは、「アゴハリ一族」である、札幌市在中。
顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれやすい、
今朝の札幌市：薄曇り・無風　予想最低気温５℃　予想最高気温１３℃

その躍動に俺のアドレナリン噴出は、逗まることを忘れ
加速はさらなる加速を生む。
俺は、限界を超えて走り続けていた。

画像は、２０１４年１１月１０日
西岡水源池公園湿地　霜の板張り遊歩道

２０１４年度本屋大賞第一位の作品
「村上海賊の娘上下巻」を読み終えた。
上巻の方は、物語の背景説明が多く少々退屈。
だが読み進む興味を削ぐことはなく推進力は、増してくる。
詳細な取材とダイナミックな表現力によるもの。
会話部分は、脚本制作の手法をとっている。

特に敵方「眞鍋海賊」の猛者振りと泉州侍の奇行が際立つが、
これは、泉州弁のセリフ回しを専門家に監修してもらったことも多く作用している。

クライマックスへの足場をしっかりと固められた上巻から、
下巻に入ると合戦の場面に移ってくる、話は俄然躍動を始める。

その躍動に俺のアドレナリン噴出は、逗まることを忘れ加速はさらなる加速を生む。
俺は、限界を超えて走り続けていた。

俺は、布団の中で本を読むことが多い。
大抵は、３ページでダウンする、よくて２０分が限界。
この本は、どこまでも続く制限速度なしの１本道を「どうぞ」と用意されたようなもの。

下巻は、最後７割を一気に読まされてしまった、その時間５時間。
眠い目にならない、反対に冴々してくるばかり。

夜中の２時やっと開放された、目の奥が重く背中が凝り固まっていた。