2016年2月13日土曜日

ヤマトから

キルギス共和国、日本との関係でよく話題になる。
旧ソビエト連邦で場所は、こ こ

キルギスの言い伝え
魚の好きな人たちが東へ移動して日本人
羊の好きな人たちが東へ移動してカザフ人となる。
カザフ人と日本人は兄弟で、
キリギス人は、親の筋に当たるというわけだ。

平成16年
訪日のキルギス大統領を
迎える松宮政務官

どっちが、どっち?



ベランダで見つけた
自然の氷まつり。
15cm位の高さを
ズームアップ



そして、日本には、類似の記述があるという。
古事記日本神話 紀元前600年代
海幸彦、山幸彦では、
海の漁が得意な兄 海雪彦、
山の猟の得意な弟 山雪彦

海雪彦は、九州の隼人はやひと族の先祖と言われる。

キリギスが日本人のルーツか否かは、
別にして同一の先祖である確率が高い事が伺える。

俺の生まれ育った北海道は、元々はアイヌのみなさんの土地。
そこに日本人が土地を奪う形で入植してきた。
俺の3代前の父方は、明治の時代に
奈良の十津川村から北海道に移住してきた。
その地は、現在の新十津川町。
北海道を代表する河川、石狩川と空知川の合流地点で肥沃な大地。
明治23年1890年のこと。

その2年前に故郷の十津川村が大水害に見舞われた。
やむなく新天地を目指して約600戸2600名程が
北海道へ入植することになる。

十津川村に限らず北海道へは、日本各地から入植していて
故郷の地名を使用している町の名が多くある。
伊達市・北広島市・新十津川町が代表格だが、
もっと小さな単位の地域は、数多い。

そういう場合元の故郷を母村などいう。

移植して来た時代を知りたいと思い調べてみると、
川村たかし著 新十津川物語にいきあたった。

全10巻の長作、1991年NHKでドラマ化された。
俺は、見たことがない。
この小説を読み始めている。
現在3巻を読み終わる。

いままで間違えて覚えていたことが出てきた。

屯田兵
開墾目的で軍が入植と思っていた。
開墾ではなく北海道の警護が主でついで開墾した土地を分け与えられた。

新十津川から滝川へは、石狩川を渡る。
夏は、渡し舟。
冬は、川に張った氷の上。
この氷の上にさらに柳の枝を敷き詰め
上に積もる雪がコンクリートのように接着して強度をつけたという。

後に橋がかけられる。
交通手段は、徒歩か馬車。

冬は、馬そりを使うが道の真ん中に糞を落とす。
その糞が溜まり凍る、で段差が出来る。
下手をすると馬そりが転覆しかねない。
ということで依然氷橋を使う人が多かったなどの話が出てくる。

灯油ランプが普及しだした頃までは、 木灯:コトボシという照明を使用たとあった。
江戸の時代は、植物油。
明治のこの頃は、灯油に変わっていた。
街灯用の木灯篭 画像。

※灯油を使うが、石油ランプとも呼ばれた。
木灯に比べ何倍も明るい。
灯油の消費量も多く高値なため節約が必要であった
ランプの内側に煤が付く。
手を入れ手拭かなければならないが大人の手では、大きくて入らない。
できることは、小さな子でも手になる。
朝の仕事だった。

北海道の原野を切り開くには、相当の苦労があったことは想像できる。
が、実在の人々の証言や、史実に基づいて書かれたこの本では、
想像の遥か上を越える環境であったことが知識できた。

新十津川に限った事ではない。
よく使われるフロンティ精神などという言葉では、
括ることのできない困難、苦難が連続する。

ただ、ただ、畏敬の心だけが浮かんでいる。


このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

広告