2015年7月2日木曜日

子持ち障子

今朝の札幌市:晴れ・微風 予想最低気16℃・最高気24

約1ケ月後の昨日あの始末をした。


6月1日ホラーミュージアムで遊んだ障子の張替え。
今週一杯でわらび採りを仕舞いにして
北海道一周の準備を整える時に障子張りもしようと思って放っていた。

昨日、一昨日と霧雨で2日連続ワラビ採りができないことで
じぁやるか、と思い切った。

張る作業は、簡単に終了する。

と、ここまで 張る と変換したが
正解は、貼る らしい。




この機会に
障子について調べてみる。




そも 障子とは、さえぎるものという意味で
やはり中国から渡った文化。

襖障子は、平安時代に
天皇の御所 臥す間(ふすま) を間仕切るために作られる。

それ以前は、几帳、屏風、衝立で仕切りをしていた。

もしかして几帳面は、この几帳に由来した言葉?
几帳画像
几帳の柱をなめらかに仕上げた表面のこと。
細部まで丁寧な仕事を施している様を人間性にも置き換えられる。


唐紙障子 若しくは、唐紙とも呼ばれる。

間仕切りと同時に採光もできるよう設計したのは、
襖障子の100年あとの平安末期。
日本建築の様式に画期的な発明とされる。

明り障子と呼ぶ

襖障子 板の上に絵が描かれた紙を貼る。
唐紙障子 板の上に中国から渡来した唐紙を貼る。
明り障子 格子状の骨組みに和紙を貼る。

俺たちの子供時分の炭住は、ガラス窓の内側に
30cmくらいの空間を造り障子があった。
カーテン替わり、そして防寒。

炭住:炭鉱住宅

紙:和紙の防寒
平安の時代、主に僧侶たちに重宝されたという紙衣、
室町、戦国時代には、武士の防寒用として着用されたという。
紙を丈夫に誂あつらえた上で柿渋で防水加工した。

紙で作ったからといって安価であったということではなく、
物によっては、絹より高いものもあったという。
現代では三宅一生がよく使用する。



子持ち障子
さて子持ち障子とは?

障子は、1枚ごとに上下に溝が掘られている。
昔は、ノミで溝を掘るので腕のいい職人の仕事。
その溝を2枚分の障子幅にして入れる。
子持ち障子画像 

普通の障子をそこに入れると当然倒れる。
障子の片方を溝幅にL字で張り出している。

猫間障子
言葉でなんとなく理解出来そうだべ。
つまり猫が出入り出来るよう設計されている。
猫間障子画像

俺の小さい頃だと猫の出入りは、
普通の障子格子の下段端にベニヤ板を吊り下げていいた。



このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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