2014年11月30日日曜日

ゴール決定力 2

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昨日からの続き

ゴール決定力は、ゴール決定率にイコールする。

シュート10本で1点
 シュート1本で1点どちらも1点だが

得点機が1試合に10回は来ない。

内容に関係のない画像
2011年11月24日真駒内滝野霊園内撮影
七竈:ナナカマド


2014年今季得点ランキング1位の
川崎 大久保嘉人を例にとる



総出場時間 2789分(33試合終了時点)
試合数換算 30.988試合
シュート数  85本
ゴール数   16得点
ゴール成功率 18.82%
90分平均ゴール数 0.516得点
1試合平均シュート数 2.74本

10点以上の得点でシュート数の一番は、鹿島 ダビィの90本 10得点
1試合平均シュート数 3.93本

1試合の得点チャンスは、少ない事が理解できる。


2014年ゴール成功率ランキング(11月29日現在)

1位 李 栄直   徳島MF100% シュート1本 1得点
2位 二見 宏志 仙台DF100% シュート1本 1得点
3位 稲本 潤一 川崎DF 50% シュート2本 1得点
以下50%が5人続く

いくら成功率が高くても30試合終了時点で1得点では、問題外。
しかも前目の選手ではないのでこの決定率評価は無意味。

ではこのランキングの中から10得点以上を上げ
さらに50%以上の決定率を持つ日本人選手は?・・・・0人

10得点以上/40%台・・・0人

10得点以上/30%台
石原 直樹 広島FW 32.26% シュート31本 10得点
得点率は、評価大 

10得点以上/20%台
豊田 陽平 鳥栖FW   15得点 21.74%
武藤 壽紀 Fc東京FW 13得点 22.81%
興梠 晋三 浦和FW   12得点 28.57%
佐藤 嘉人 広島FW   11得点 21.15%
永井 謙佑 名古屋FW  11得点 20.37%

10得点以上/10%台
大久保 嘉人 川崎FW 16得点 18.82%
小林 悠  川崎FW   12得点 19.35%
宇佐美 貴史 大阪FW 10得点 15.63%
遠藤 康  鹿島FW   10得点 13.89%

このランキングでは、石原直樹の健闘が光る

さて、昨日にゴール決定力1で書いた中山雅史・福田正博の決定力は、
リーグ戦通算得点ランキング 2012年12月21日付け

中山雅史 743シュート 157得点 21.13%
福田正博 406シュート  91得点 22.41%
他に20%越えは
佐藤嘉人 546シュート 117得点 21.42%

※前出の石原直樹を調べて見たかったが、前年までのシュート数データを検索できなかった

ここで目を引くのが
大久保嘉人 604シュート 89得点 14.73%
えっ?低いでしょって
はい、低いですね。

しかし
2013年の結果は、
103シュート数 26得点 ゴール決定率 25.24%
と飛躍的に伸びている

ただし
2014年33節終了時点で
 85シュート数 16得点 ゴール決定率 18.82%
2013年より落ちているもワールドカップ出場による疲労が考えられる。
他に看板キック2試合出場停止処分があるが25節停止明けゲームで
3ゴールは、いい休養だったか。
それでも自身2012年までの通算成績より上回っていることを注目したい。

日本人選手の戦歴を振り返って見てわかってくることは、
ゴール決定率:ゴール決定力は、25%台が上限であること

ここに世界の今を表すデータがあったGigazjine
2010年W杯以降の有名選手の公式試合成績

メッシ シュート数1018本 291得点 28.58%
やはり高い数字を残している
しかし上記のように25%台を残す日本人選手が現れてきていることを評価したい。

長々と書き連ねてきたが
結論は、歴史が違う。

ここにおもしろい発表がある。
落ち着けでは解消しない日本人選手に決定力がない本当の理由
シュートコースは、大きく3パターン存在する。
日本人選手は、2パターンを練習してきた。
3パターン目を教えると飛躍的に決定力が上がる。
その理由は、様々なシュート状況をGKに考えさせることにある。

つまり、GKと対した時股抜きもあるとインプットされている場合股間を意識する。
すると横の守備範囲が狭くなる。
そこでGK足元横へ蹴ると足が出ない、手が届かないことになる。

そういった様々な状況を日頃からシュミレーションし繰り返し練習すること。
すると、GK1対1の絶好のシュートチャンスでは、自然と得点を刻むことになる。

俺は、10代後半に剣道をやっていた。
初段位で辞めているのでへッポコ剣士なのだけれど。
その中で掛(かかり)稽古がある。
上位の剣士がもんでくれる稽古をさす。

たまに隙を作って打ち込ませる。
その隙は、初心者に対して大きく作ってくれる。
クタクタにさせられ、「後3本!」と激が飛ぶ。
こちらの様子を見、まだ余力を残しているとその3本がなかなか終わらない。
結局青息、吐息肩で息が上がったところで最後に面をきれいに打たせ終了する。

こうやって自然に体が反応出来るように鍛えてくれる。
なんでもそうだと思う、繰り返し、繰り返し練習するとできてくるもの
要は、試合で生きる練習になるかどうかが決めて。

そして、もっと必要なのは自分自身で考え練習で積み重ねてゆくこと。

向上心があっても人待ち、指示待では伸び代は狭い。

よく言われる南米選手の多彩な技術は、歴史の中で磨かれてきた。
そして様々なシュートコースをフェイントをキック方法を見つけ編み出しててきた。

組織力で勝るヨーロッパ勢だが個人技では南米がリードしてきた。
経済力に勝るヨーロッパ各国リーグは、南米選手を積極的に入団させ
南米選手の個人技を取り入れてきた。
日本でもJリーグ発足5年目でWカップ本大会出場を果たしたのは、
南米特にブラジル選手の積極的招聘により日本人選手の技術が
急速に上がった結果と言える。

そして、ヨーロッパで日本人選手が活躍し始めている今、
さらに次の世代の進歩が楽しみになってきている。

さぁ、中原 彰吾君 来年は、1点などと言わせずまず二桁得点を見せてください。



おやじは、「アゴハリ一族」、札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター


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