2018年4月28日土曜日

諫めて平常

首をふりふりご苦労~様と給たまう。
ご存知落語家柳家彦六のせりふ。
あの図が好きだ。
なぜ好きなのだろう?

物事も柳に風とやり過ごすかの如き風貌と語り口だろうか。 

今日は、中2日で仙台とのアウエィ戦。
それを思うとご苦労様です、が思い浮ぶ。
ご苦労様と言えば彦六と俺の思考は繋がる。

サッカー他にGO~STOPを繰り返すスポーツに大切なのは、スタミナ。
それはマラソン他でも一緒だべ。
と思うのだがどうもそうではないのだという。

ダッシュすると筋肉が疲労する。
試合の中でそれが回復できるか否か。
そこが問題なのだという。
ランニングやインターバルトレーニングは、
サッカー選手のスタミナに結びつかないという。

ペドロが、今季のキャンプでミニゲームなどでみっちり絞ったという。
コンサの選手達からは、ペドロの練習は疲れるというコメントが発せられていた。
頭の汗はともかくミニゲームで疲れたという。





札幌は、
好天で
ゴールデンウィークが
明けた。






ミニゲームを見ていると確かに運動量が高いことが判る。
身体能力を少しだけ超えた練習をさせることで運動能力が上がるという考え方。
オーバーロードトレーニングと言うのだそうな。

ミニゲームだけでなく他のフィジカルトレーニングにも
ボールを使いサッカーに必要なスタミナを付けてゆく。

持久力のスポーツでは酸素を燃やしてエネルギーを生み出す。
サッカーでは、ダッシュなど無酸素運動が多い。
無酸素運動では、筋肉を回復させるために酸素を必要とする。

それが、持久力トレーニング不用に結びつく。


そして、持久力トレーニングを繰り返すと速筋が減る。
持久力トレーニングをしないもう一つの理由。
サッカー選手は、速筋が命。

アクション頻度という考え方がある。
試合の中でドリブルやダッシュなどのプレイをする。
その後の回復が早い選手ほど試合で使える選手となる。

PTP:ピリオダイゼーション理論という。


となれば若いほどその能力は高い。
心拍数は、年齢が高くなるほど低くなる。
心拍数が高いほど息が上がらない。
回復も速い。

数年先のチーム作りを考慮して若い選手を使っているとばかり思っていた。
がそこには、ペドロのトレーニングに
ついてこられる選手達だったからピッチの上にいる。
ということになる。

そんな理論の下敷きの上で鍛えられたコンサドーレ選手達。
合宿で大きな怪我をした選手がいなかったのもそんなことが関係しているようだ。


今季好調なスタートを切ったベガルタ仙台だった。
が直近を2連敗して現在7位。
ゴール数が9点と決定力に難がある。

その分守って試合を勝ち取るがチームカラー。
がちがちの4-4-1で守られると余程力の差がない限り崩すことは難しい。
だがリーグ戦で降格争いをしない位置を目指そうとするとそうはいかない。
攻撃にもある程度のボリームが必要となる。


日程が詰まって疲労が重なっている選手達にとって今が我慢のしどころ。
そして力の出しどころ。
仙台は、前節C大阪に先取点は獲ったとしても追加点が上げられず
反対に追いつけれ逆転される。

仙台は、このままずるずると後退してゆくが否か。
今日の試合は、結構な覚悟を持ってかかってくる。


札幌は、前半を受けて後半勝負とスケジュールして
先取点を与えても逆転勝ちしている。

連戦の中のさらに中2日の試合は、両チームにとってきついだろう。
そこは、好調でボディティブシンキングの札幌に優位に働く。

但、若手の浮かれ過ぎの気分をペドロは諫めたようだ。
その辺の手綱の使い方もペドロのマネージメント能力と言える。

試合はどんなに準備してもなにが起きるかわからない。
ふわふわっと試合に入ると思わぬ墓穴はかあなが口を開けている。
コンサドーレは、悪条件の中を万全の形で敵地入りした。
後は、自分たちの力を存分に出し切るだけ。



このおやじ、アゴハリ一族
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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