走行距離2200Kmとちょい。
16日間で完走。
1日平均140Kmを少し切れる距離。
自力で長距離を移動できるロードバイクの魅力に取り憑かれる。
今は師匠と呼ばせていただいている北野さん。
サイクルショョップのメンテナンスにしてエリートローダー。
ここでロードバイクを購入したときにぼそりと呟いた。
長いのをやりたくなりますよ~。
その通りになっている。
誰でも通過するであろう100Kmは、ハンガーノックの洗礼を受ける。
筋肉が付いている、いないの前に水分と燃料:食料の補給が不可欠であることを知る。
走り:スピードにも当然興味が沸く。
早い人にスイ~と抜かれると悔しい。
登りのチンタラを克服したい。
筋肉が徐々に出来てくる。
もっと長い距離を走ってみたい。
それも見知らぬ土地を。
よし日本一周をしてみよう。
狭い日本とよく言われる。
北海道一周をして狭い事がよくわかる。
俺の脚で16日で回れてしまう。
本州~九州~四国の外周だと北海道の6倍もあるだろうか?
だとして13000Km。
薄雲から見える太陽。
暮れの時間ではない。
登ったばかりのお日様。
疲労を考慮して一日の走行距離は、最低150Km最高200Kmと決めている。
180Km/1日平均でも所要日数72日。
4~5日に1度の雨や観光寄り道を加えて
90日あればとりあえず日本一周は完結できる。
いつ出立するか?
色々迷った。
札幌がまだ冬の時期。
フェリーで舞鶴まで乗ってそこを起点に南下~北上の左回り。
が最初のアイディア。
2月の終わりごろの出発。
そうすると自転車の身体が出来ていない。
しかも3月は本州の南でもまだ寒い日がある。
その分多く装備しなければならない。
では札幌の雪が消えて自転車の身体も少し戻しての4月末は?
本州の梅雨がある。
冬に向かうのは当然問題外。
となれば夏の盛りを少し過ぎたあたりの8月初旬頃は?
暑いよう、と言われる。
東京の暑さは若いころに経験している。
確かに暑い。
だが走っている間は風がある。
問題は、寝られるか?
ほとんどをテントで就寝する。
地面は涼しい。
通常札幌から自転車の旅をしようとすれば苫小牧もしくは
小樽からフェリーに乗り青森県に着く。
函館まで自転車で行って青森市に入る手もあるが札幌~函館の自転車は面倒。
日本一周をしようとする人間が足った一日の自転車旅を
したくないなど矛盾もほどほどにしろ!!
なのだがしたくない。
帰ってきた時に函館から札幌まで走らないばなんない。
これは辛いと思わんか。
苫小牧発~八戸着のフェリーがある。
乗船時間が7~8時間。
これに決めた。
8月と言えば東北の夏祭り。
青森のねぶたが見たい。
人々が熱狂乱舞する様が見たい。
人のエネルギーのほとばしりを直に見たい。
調べると今年は8月2日から開催される。
八戸から下北半島を外周して青森へ入る。
決定!!
7月の末がスタートになる。
8月9月10月の3ケ月。
これの何日加算になるのかならぬのか。
秋田竿灯まつりが8月3日~8月6日。
これも見ることが出来る。
もう一つ見たいのがおわら風の盆踊り。
富山県の八尾市がその場所。
これは、静かに流れて優しく美しく続く。
内に秘めたエネルギー。
調べると9月1日~3日。
秋田からだと600Km位。
8月6日竿灯祭りを見て移動に3日あれば充分な距離。
おわら風の盆は微妙なスケジュールとなりそうだ。
などとシュミレーションをして思いを楽しむGGなのだ。
このおやじ、アゴハリ一族。
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター