弥生、3月、春。
太陽が随分と高くまで上がるようになった。
陽射しが日増しに強く感じる。
俺の印象で言うと冬のお仕舞い月が3月。
冬とは、寒くて雪があること。
寒いだけなら冬とは言えず。
少々雪が降ろうが寒くなければ、
すぐに消えるようなら冬でなし。
春らしく
桜と名の付く花。
アッツザクラ
3月の北海道は、荒れる。
春の気圧配置が勢力を増す。
が、冬将軍もあきらめが悪い。
そのせめぎ合いが北海道の上空で繰り広げられるせい。
今日ついたちに早速乱れ始めている空。
儀式なのだから。
もうそんな時期に差し掛かったのだからと割り切れば然程気持ちは重くない。
これをやり過ごすと雪溶けが一気にすすむ。
ところで弥生三月の弥生とは?
語源は、いやおい。
漢字で弥いや生おう。
弥の元字彌は、弓と爾なんじで構成されている。
弓は、端から端までと言う意味を持つ。
爾は、判。
印は、身近に持つことから身近にいる人の意味にもなる。
それで訓読みでなんじ。
弥は、爾の略字でいやとも訓読みする。
弥弥二つ続けるといよいよ。
いよいよ草花の茂る季節で弥生となる。
では春は?
春 漢字成り立ち
草と草の芽と太陽で構成されている。
季節感そのもの。
春の付く漢字がどの位あるのだろう?
直ぐに思い付くのは、
魚に春で鰆。
木に春で椿。
珍しいところでは春を四つ書いた𣌠。
しゅんと読む。
春の下に二つ虫と書いて蠢:うごめく。
見たこともない春の字を使った漢字が驚くほど多数ある。
なぜ春でサワラなのだろう?
鰆 漢字成りたち
春告げ魚と言えば鰊だが同じく鰆も春に産卵をするという。
名前の由来は、腹が細い:狭い。
狭い腹でサワラ。
かの貝原益軒の命名とも言われている。
つまりは日本独自の漢字。
和製漢字と言う。
このおやじ、アゴハリ一族。
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター