2018年3月11日日曜日

既に降格争い

札幌市3月11日1時積雪61cm・2cm減 累計1cm減 降雪0cm


攻撃的サッカーチームへの変身を始めた北海道コンサドーレ。
神戸をあっさり一蹴してしまった清水。
手強そうだな。
札幌は、相手の寄せを引きはがすこと出来る?
スタジアムで観たコンサの今が
なるほどこういうことなのか、とよく理解できる一戦となる。


試合開始時間は、午後7時。
俺の夕刊配達を終えさせ支度をし直す。
自転車で出かけられればいいのだが、と思う心を一押さえ。
もうすぐだ。
ここまで来たらそのカウントダウンは、すぐそこ。

歩き始めて気が付いた。
俺の大好きな匂いが戦そよいで来る。
松の匂い。
高貴で清らかで健やかな香り。

春に、眠らせていた活動を開始する木々
その現れなのだろうか。

いいなあぁ。
春だなぁ。
開幕だなぁ。

試合開始まで十二分の余裕がある。
しかし気持ちは、急くばかり。
早くあの中に浸りたい。
選手達の熱い戦いを今は遅しと心ときめかせる空間。

5時30分には、先乗りしていた女房と合流。

ほどなく半透明のビニールホースを各コーナーから
合計で8本:多分 引き延ばし始めた。

コンサの試合で始めてみる光景がそこにある。
芝は、短い。
ふかふかの絨毯からカーペットに敷き替えしていた。

もう一人友も合流。
客席は、1/3を少し上回った位。
2万人越はないか。

試合前練習が始まる。
裕樹がいない。
腿の故障だと発表されている。
重さはどうなのだろう?

昨日の俺は、期待半分覚悟半分で臨んでいた。
期待は、コンサの活躍。
清水にやられてしまう覚悟。
攻撃サッカーを実践し始めて2ケ月のチームである。
未熟の言葉が貼り付いている。




数少ないCK
名手福森と言えど
100発100中は
あり得ない。







清水は、出来ることを表現していた。
4-4-2でコンパクトな守備。
特に真ん中は厚めにして楔からのエリア侵入をさせない。

札幌の理想は高い。しかし未熟の現実もここにある。

札幌はコンパクトな守備の清水の中盤でボールを回せない。
そこを両サイドにロングを入れて深く突破を図る。
清水は、そこに無理な守備をさせない。
札幌にコースを明け渡さない守備。

前半の入りこそ、活きのいい動きから特に札幌の右からチャンスを構築できた。
左からエリアに侵入した菅に絶好のクロス。

菅は、若い。
綺麗なゴールしかイメージしていない。
自分のお腹辺りのボールを足に当てて流し込もうとした。
微妙に合わせづらい距離。
あそこは、地面平衡にヘッドを合わせる。
若しくは、身体ごとボールをネジ込む。

ゴンなら岡崎ならそうする状況。
菅は昨日そうした場面を数回逃している。

JAYへのクロスがドンピシャで1本決まる。
が清水は想定済みとばかり戦い方を変えないし落ち着いている。

清水は、判っていた。
札幌の運動量が落ちることを。
それから料理すれば美味しく調理できることを。

そして結果は清水の描いた図面通りに仕上がった。
今の札幌は、右からのクロスしかない。
クロスは、コースを塞いで無理に懐に入れられないように。
三好、駒井の突破をさせないように。
それでも上げられるクロスに真ん中に高さは、JAYだけ。
ならばそこは、身体を預けてフリーにさせないこと。

札幌の武器の一つに福森のフリーキックがある。
彼にキックの機会を与えないこと。
危険な位置で無駄なファールをするな。
CKをあたえるな。

凌げば清水には昼間の電車並みにスカスカス~の札幌ゴール。
いつでもど~ぞと魅力的にシュートを待っていてくれる。

負けて当然。
勝てるとしたら不完成守備の相手。
J1にそんなチームが数あるとは思えない。

そう、コンサドーレは降格争いの渦中にある。



このおやじ、アゴハリ一族
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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