あのつかぬ事のつかぬは、何?
失礼なことをお聞きいたします、とか。
言いづらいことをお聞きして申し訳ありませんが、とか。
おんなじ意味なのだろうか。
付かず離れずの付かぬなんだろうか?
NHK放送研究所がアンケートを取りました。
つかぬ事の意味はどれ?
A.関係のない事
B.つまらない事
C.どちらも正しい
答えは、巻末で。
昨夜ふと空を見る。
雲間から見えた
月に風情を感じていた。
目を転じると
近くを通る陸橋が見えた。
そこを撮ってみる。
なんなの?
撮り甲斐のない
画が写っていた。
我が家のMSの前に栗の木がある。
熟して落ちた時は、イガが開いている。
強風で落ちた物は開いていなかったりする。
イガクリを両の足で踏み開く。
ふと思う。
ソックリは、この栗?
まるでうり二つは、瓜。
まるでは、円で完全を表わす。
で、栗なの?
ぶ~~~。
そつらくが語源だという。
其処、ら:ほどに、く:副詞。
それほどにの意味というのが見つかった。
そつらく変じてそっくり。
それほどに似ている、ということ。
指で✖を示し、駄目、駄目をするテレビのさんちゃんをみて思う。
駄目とは、どんな由来から?
意味は、してはいけないこと。
駄という漢字は、
文字通り馬に人間と書く。
馬の背に人間が担う行為で、牛や馬に荷物を載せる意味。
馬には載せないものと言う意味で
値打ちのないものを無駄と言うようになる。
それがつまらない物の意味を持つようになったんだそうな。
で駄目は、囲碁からの由来。
有効ではない無駄な手:目を言う。
そこからやっても甲斐がない。
してはいけないの意味に使われる。
さて又々ふと思うが、出てきた。
甲斐の由来は?
竹取物語にこんな記述あり。
かの家に行きてたたずみありきれど、かい あるべくもあらず。
この場合、効い あるべくともとか
交い とも書くそうな。
ではなぜ甲斐なの?
甲斐の国の甲斐は、峽:かひ~谷の意味を漢字で当てた。
で、効い にも 甲斐 が使われた。
和語に当てた漢字になる。
つっかい棒は、突っ交い棒と書く。
交じる棒は、門や戸を縁と結び閉じる。
違うものを関係させるの意味を持つようになる。
で、この関係が用をなさない場合を交い:甲斐がない。
なぜ交いが甲斐に転じたのかは、判らず。
つかぬ事のつかぬは、付かぬと書く。
話の流れに付随したことではないのだけれど、がその意味。
ということで
巻頭の答え A.
知らなくても生きてきた。
識ると楽しい。
このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター