2017年10月19日木曜日

ふやけた指とワックスの謎

ラジオで聞いた話。

風呂に入る。
足の指腹や、手の指腹がふやける。

そこの神経が切断されるとふやけないいう。

水に濡れると滑る。
それを予防するために指腹の皺を増やす。
進化の一つで他の動物にも同様の現象がある。
スタッドレスタイヤの原理なのだという。

冬の便りが聞こえてきた。
そうなると冬の支度が急を告げる。
自動車も同様の用意がいる。
タイヤの交換。

1987年札幌市でスパイクタイヤを規制する条例が制定。
1989年北海道脱スパイクタイヤ推進条例制定。
それに伴い徐々にスパイクタイヤが街から姿を消してゆく。

その当時は、スパイクが引き起こす車粉で健康被害が大きな問題となっていた。

で雪や、氷に強いタイヤ開発が急務となる。






歩くスキーも
シーズン間近







現在使用されるスタッドレスタイヤの性能の高さは、
当時から比べると雲泥の差と言っていい。

往時はスノータイヤで路面をピカピカに磨き上げた道路があちこちに出現。
発進に手間取る。
ストップしない。
信号が赤になるのを気に留め、車間距離を大きくとる。
のろのろと走る、朝夕は、イライラな時間帯となった。
いたるところにこつんこつんと追突する車が続出していた。

水分が油の役目を果たし滑りを助長させる。
スタッドレスタイヤは、水分を溝から吸い上げ
柔いゴムが圧雪面に吸着させる原理。

これと同様のことがクロスカントリースキーにある。
メンテナンスをする人に聞いたことがある。
スキーの滑走面にワックスを吸収させるのだと。

それを聞いて驚いた。
そんな馬鹿な。
スキー板の滑走面素材は、プラスティックで水分やワックスを吸収するわけないべ。

実際は高密度プロエチレンが素材のようだ。
その中に結晶部分と非結晶部分がある。

非結晶部分に隙間があり、そこにワックスを溶き入れるのだそうな。
滑走すると非結晶部分に溶け込んだワックスが溶けだす。
溶けだしたワックスは、撥水性があり滑り抵抗が増す。

更に表面にワックスが残っていると雪の抵抗となるのだそうな。
それは雪よりワックスが柔いことで起きる。
そこで取り除かなければならない。

雪質によりどのワックスがより無抵抗に近づけるのか?
がワクシングチューンナッパーの腕の見せ所となる。


このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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