それまでハウツーものしか読む機会のなかった俺。
最初は、山本一力だった。
人情物時代劇。
中身はさほどない、
が飽きさせない。
小説を読み始めるには丁度いい加減の中身。
図書館の山本作品を読み切る。
さて、次は?
ア行の作家から片っ端に読み漁る。
タイトルを見る。
俺でも知る作家の本は、素通り。
へそ曲がりがこんなところにも現れる。
棚の最後まで行きついたら有名作家にも目を通すつもり。
表紙を見る。
推薦文としての帯が図書館では表紙の中に貼り付けている。
そこを見る。
次に序章を読んでみる。
本の書き出しは、その小説を読み進むための大切な条件。
まずは、スムーズに入り込めるか否か。
今日ゴール予定の
美瑛青い池
画像:Wikipedia
俺の好き、嫌いがある。
無理な筋は、途中で読み止める。
七面倒な言葉使いも駄目。
俺の頭がついてゆけない。
無理筋でも娯楽物ならば佳し。
その場合は、書き手のリズムが合っていることが重要。
そのツボに嵌まったらさあ大変。
頁の中にズイと引き釣り込まれる。
取り込まれたが最後、終焉まで一気に読み切らされる。
まぁ、めったにない。
が、ある。
初めて手にした作家の本がそれだったりすると他の作品も読み漁る。
大抵満足で終了する。
今は、中山七里の七色の毒にやられた。
暫くは、中山で通しそう。
ただし、すぐに読み終えてしまう。
面白いは、つまらないの同意語となる。
今日は、ひと月ほど前から計画した札幌~美瑛の4名ライド。
サポートカー付。
寒いことが予想される時期の事。
計画はしてみたものの、若干尻込みする自分もいた。
が、見事にバイク日和になる。
その予報で一気に気分が高揚する。
出発は、朝の5時。
気温は6度Cくらいの予報。
太陽がある程度上まで到達する9時位までがちょいと辛いかもしれない。
そこは、しっかり身支度で乗り切ろうと打合せ。
子供の時分に少ない行事が待ち遠しかった。
学校のバザーがその一つ。
人口3000人ほどの狭い谷あいの炭鉱町。
田舎ではあるけれど人口規模は大きい。
そこは貧乏な時代。
外食など稀なことだった。
その日にお汁粉、うどんが売られる。
うどん大好きな俺には、楽園の1日。
後何日と指折り数えてその日を待つ。
しかし、その日はあっという間に終わりを告げる。
今、本がそう。
そして今日の美瑛ライド。
距離は、160Km程でさほどの長さはない。
が女性2名に若い衆1名、そしてジジィー1名。
ゆっくり走ろうということになっている。
目指すは、青い池。
午後3時くらいに到着予定。
休憩を含めて10時間位のライド。
予報通りなら晴天の下で池と眼福出来ることになる。
このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター