2017年10月26日木曜日

タングロンとがたたんな一日は、指の骨折も✖✖✖。

二年で18Kgが減っていた女史。
今年4月から自転車を始めて9月に300㎞を走破した女史。
同じく4月から自転車を始めた元高校球児。
67歳でも速くなれると自賛するジジィー。

そして許す時間まで見送りをしてやろうと伴走する走り中毒のもののふ。
サポートカーがずっと後ろからガードしてくれながら170㎞越えの一日が終えた。





ゴールした
美瑛の
青い池






どの面々を紹介しても変態扱いされること間違いがない。
18㎏減の女子は、小柄。
ゆえに回す。
聞くと90~100位をキープする。
黙々と回す。
風邪と仲良しで鼻を愚図つかせながら。
275号線は、追い風。
とは言いながら30㎞オーバーでも付いてくる。


二人目の特異人は、俺から見ても変態度は高い。


夫婦で自転車を愛しているらしい。
で旦那の影響でこの4月からバイクを始めたという。
夜明け前の寒さに手をかじかませ背を丸め走る。
少々心配な気がしたが、日が昇ると全くの杞憂。

これが速い。
女史にしては少々上背がある。
長い脚が武器となる。

良い景色を見つけるとアイホンを取り出し片手で写している。
素晴らしいバランス感覚を披露してくれた。


昨日の変態度№1は、23歳の元高校球児。
最初に彼の脚を見て驚いた。
数ある強者つわもの達と遜色なしのハムストリング。

有名な高校野球常連校を推薦で入学したというから実績と素質は間違いない。
160㎝と野球選手としては、小柄ながら筋トレで鍛える。
1日に5000㎉の食事を強いられて
当時は85㎏まで体重が増していたという。
ただし急激に増やされた筋肉は脆い。
故障で野球を断念せざるをえなくなる。
今は、社会人。
故障してきたのは、上半身で下半身は無傷。
有り余る体力を自転車に向けてみた。
間違いなく早い。
しかもスタミナも強い。
来年からレース参戦したいという。
1年でS級を総なめする可能を秘めている。
が、ひとつ欠点を持つ。

120㎏のバーベルを差し、鍛えてきた下半身。
とてつもないパワーはある。
富良野のジェットコースターをお代わりしていた。
2回目の登りもスィ~と登り切る。
息絶えだえなどあり合えない。
俺が平坦でダッシュと同等の力強さで登り切る。

が、サドルで悩んでいた。
内ももが並ではない。
サドルで擦れる。
シッティングが出来ない。
擦れで傷つく。
自分にあうサドルを探し当てたそのとき、彼は野に放たれたハングリーな虎に成る。


青い池への登りで道路袖に雪が残っていた。
それが溶け道を濡らしていた。
ダンシングで前輪滑る。
袖の雪に突っ込む。
危なく側溝行きになる。

自転車が急に重い。
見るとパンク。
並走していた180㎏減女史を先に行かせる。
チューブを入れ替えて向かうから、
間に合わなければ途中で拾ってくれるように伝えてもらう。

やおら作業を始めるとサポートカーがUターンしてきた。

おっ、それなら俺はこれでゴールにしよう。
あと3Km地点のことだった。

車に回収してもらい、先行していた3人と合流。
時間は4時。
辺りは、薄暗い。
全員の自転車を乗せて池へ。
青いかな、もう色は、見えないかな?

夜の帳とばりが降りかけた、けだるさの残る青い池。

そこだけ世界が違う。
5名は、まだ青く見せてくれた池に感嘆。
この時期に絶好の自転車日和をめぐり逢わせてくれた仲間たちに感謝。


そういえば4月に始めて既に指の骨折を経験している高校球児さん。
素手派なのだそうな。
グローブは、しなきぁ駄目。
それとも離れなければならなくなったグローブと言うものに抵抗がある?
が、安全のための備えだけはした方がいい。

お昼を芦別きんたろうで過ごした。
がたたんを始めて賞味した。
その定食にこれも芦別特産のタングロンが付いていた。


このおやじ、アゴハリ一族
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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