札幌の積雪は時間を追うごとに溶けて行く。
街の地面は、アスファルトの支配が復活している。
行き交う人の顔は、寒さから解放されてどこか綻ほころ んでいる。
うつむいていた目線は、上がり。
引いていた腰も、曲がっていた膝も伸びて
闊歩する足取りは、軽やかにリズムを刻んでいる。
顔は、気分だけでなく人の性格も表現している。
最近自分の中学卒業時の記念写真を見た。
50年前の我が顔は、あっそうだったのか。
その自分の顔は、生意気に写っている。
目に険がある。
素直ではない眼。
言っておくが、狡い目ではない。
生意気な目。
今に通じている。
当たり前だ、自分なのだから。
春光の
多肉植物と苔
顔という漢字の成り立ちも面白い。
顔そのものを具象して出来上がっている、
と思い込んでいた。
化粧を施すところが顔であることから出来上がったという。
顔 漢字成り立ち
顔や体にペインティングを始めた人間。
そこで顔料という言葉も出来上がることになったのか。
日本人の顔の源流は、大きくは二つ。
縄文顔と弥生顔。
遺骨のミトコンドリアDNA解析により解明されている。
それらの図解化。
縄文顔
日本より南の方から渡り棲んだ先住族
弥生顔
縄文族の後に北方から渡り棲んだ族。
現代の日本人は、南方系と北方系が混血して変化している事が
先のグラフでもよく理解できる。
基本は、縄文顔:モンゴロイド系のD型となっている。
そして、世界分布からそのDNA配列と同じ配列を見出した地図。
特に同じ配列の多い地域として
中国雲南省の少数民族
中国遼寧省リョウネイショウ
朝鮮の三つがある。
特に朝鮮半島との同化性は、強い。
日本と朝鮮半島は、骨肉の争いを演じていることになる。
同じ血の流れを持つ者ほど一度絡まってしまった糸は、容易に解けない。
ということか。
そして未来人までの予想
だったにしても大統領の弾劾をめぐる
韓国の皆さんの血の滾たぎ りようは、すさまじく見える。
ある種、羨ましくさえ思えてくる。
同じ血が流れている度合いの強い日本では、もう起こり得ない現象なのだろうか?
安保問題で揺れた1960年代の日本の熱し振り。
特に若者と労働組合が中心となっていた。
その檄し方の良し悪しは、別にして滾たぎ る、
という行動をしなくなった日本。
佳い傾向なのか、それとも?
このおやじ、アゴハリ一族。世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター