俺たち夫婦がコンサドーレのファンになったのが2005年。
仕事の合間を縫って厚別や札幌ドームに通うようになる。
日本ハムが北海道に移転するとTV中継がそこ1本。
小さいころから見続けていたジャイアンツの試合が見られない。
だからと言って有料で見るまでは、食指が動かない。
企業色の濃い野球と違い
地域主体型で基盤を作ろうとしているJリーグ所属のコンサドーレ札幌がある。
どんな魅力が隠されているのだろうか?
という興味から観戦を始めた。
単純に勝ち負けでしかサッカーを知らずにいたので魅力が判らない。
選手の動きの質の良し、悪しが判らない。
2005年5月4日札幌ドーム対横浜FCとの試合。
そのころは、前半をアウェイゴール裏。
後半をホームゴール裏で移動して観戦していた。
まずは、ゴールの醍醐味を味わおうというわけ。
前半26分の話。
DF曽田は、自軍中央でボールを持つ。
ハーフラインまで開いていたコースをドリブルで駆け上がる。
これは、ラインを越えたところで横浜ブロックに入る。
DF曽田は、右に位置していた砂川にパス。
砂川は、ワンタッチでそのまま上がった曽田に受け渡す。
バイタルエリアからシュート。
ボールは、GKの横を抜けGOOL!
丁度女房と二人で見ていた真ん前に突き刺さった。
華麗ではない。
超迫力のド・ド・ド・ドッ
のシュートと俺たちは、呼んでいる。
試合は、この1点を守り切り1-0勝利。
サッカーは、足でボールをコントロールする。
他の球技に比べて確実性が低い。
だからこそ1点のゴールであれほど歓喜する。
ここから決定的なファンとなった。
サッカーとは、点を取る為にどんな動き、汗を11人が共有して出来ているのか。
が少しずつ見えてくるようになった。
頂戴した北海道コンサドーレ20年史には、
エンブレムの解説が書かれている。
シマフクロウは、日本では北海道だけに生息。
胸の斜めに配されている11個の星は、結束したイレブン。
眼光は、勝利を見据える闘志。
白いストライブ雪の色は、ブリザードの攻撃性。
赤と青は、血管だろうか。
盾型の中に地域が収まる。
こんな意味が描かれていた。
確実に地元出身選手が育っていることが判る。
将来世界で活躍する選手も出てくるだろう。
コンサドーレの父、石水さんに感謝。
このおやじ、アゴハリ一族。世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター