ぴんぴんころり、略してぴんころというワードを検索してみた。
ぴんころ とは、
大阪では、ルンペン。
ルンペンを知らない?
ドイツ語でボロ切れやボロ着のこと。
マルクスが労働意欲を失った労働者:失業者を
ルンペンプロレタリーと呼んだことから
日本で浮浪者・乞食・失業者をこう呼ぶようになったそうな。
俺たちのご幼少時代に円筒形のストーブをルンペンと呼んだ。
これと浮浪者:ルンペンとの関係は、ある?
あと30分ほどで
日の出
今朝6時40分の空
長年の謎だった。
日本でも使ったドイツ語が、
このストーブと何か関係があるのではないか。
と思っていたのだ。
最初のルンペンストーブは、一筒の作り。
石炭や、薪をくべる。
筒の上まで燃料を重ね下から着火。
じんわり発熱させるときは、前面下の空気窓を閉じておく。
いざとなったらデレッキで熾をゆする。
次に空気窓を全開させる。
ゴォ~!という音がするほど燃え盛る。
もやし尽くしたら2台目のストーブに交換する。
1台は、遊んでいるのでことからルンペンに例えた。
ルンペンストーブ画像
50年の謎が解けた。
俺たちの家で使っていたのは、このタイプ。
更に煙突の繋ぎ前に湯沸かし筒を付けていた。
そのままで床置きは、畳が焦げて危険。
なのでタイルを貼った台を敷く。
この上に毛糸で編んでもらったぼっこ手袋を置く。
くっついていた雪玉があっという間に溶けてゆく。
ストーブ台画像
十能:じゅうのう やデレッキ
石炭小屋から石炭スコップで石炭箱に小分けして
室内に据え置く。
壁から40~50cm離して設置してた。
寒くて凍えて帰宅した子供時分は、この間に座って一気に暖をとったもんだ。
そういえばその石炭は、冬だと馬ソリで運んでいた。
幅10cm位の滑走跡が2本付く。
固く締まって良く滑る。
この上を雪スケートで遊ぶ。
氷のスケートに比べると刃の幅が厚く中央に溝が掘ってある。
新渡戸稲造がアメリカ留学から土産で持ち帰ったのが始まりらしい。
少し自慢すると俺はこれが得意だった。
急な階段を踵に体重を乗せてリズムよく滑り降りる。
先の馬ソリ荷台に捕まって滑走する。
これは、適当に遊ばせてくれた後一喝される。
こらっ!と言われればバイバイ。
圧雪の上でガチャガチャ言わせながら遊ぶ。
で、ガチャガチャとこのスケートを呼ぶ。
氷上では、刃が立たない。
冬の楽しみにひとつに雪トンネル迷路を作った。
俺の祖父は、雪が降ると家前の小さな畑に雪を積み上げてゆく。
圧雪したものを立方体に切り抜き積み上げる。
2m以上の高さになっていた。
その下にトンネルを掘ってゆく。
一人黙々と作業する。
丸一日かけてトンネルが完成。
今考えると危険な遊び。
咎められなかったのが不思議なことに思う。
ぴんぴんころり から遠い昔を掘り進んでみたジジィーでありました
このおやじ、アゴハリ一族。世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター