2016年12月6日火曜日

三つのヒゲ

ヒゲは、いらない。
濃い、薄いの違いはあるけれどヒゲは、男のいらないもの。
と思ってもこればかりは、致し方のないところ。

ビジネスマンの頃だと毎朝ヒゲをそる。
剃り残しがあったりすると一日気になってしまう。
勢い毎回のヒゲ剃り作業は、入念にせざるを得ないことになる。

いくつかのヒゲ好き嫌いアンケートの結果を見ると
女子の70~80%ほどは嫌い、だという。

当の男でさえ邪魔だと思っているのだから当然の結果と言える。




今朝の降雪








リタイヤしてからヒゲ剃りをしなくていい。
当然ヒゲ剃り作業は、しなくなる。
となれば伸びてくるヒゲを少しは、佳く見せる必要が生じる。
幾らただのジジィーであっても手入れは、しないばなんない。

毎日剃ることを考えればとても簡単な作業。
俺は、電気バリカンで自分の頭を調髪する。
そのバリカンで髭も手入れするだけの話。

但し、生えるに任せて伸ばしていては、不格好なヒゲになる。
そこで必要のないところは、毛根を退化させる。


つまり抜く。

生えて来たら抜く。

また生えて来たら抜く。

毛根との根比べ。


話逸れて
根比べと言えばコンクラーヴェ。
バチカンの法王を選出する際のシステム。
カトリック教会の最高位で世界に厳然たる影響力を持つが
後継者を指名することが出来ない。
で選挙になる。

教会の上位幹部の2/3以上の賛成で選出される。
その昔は、満場一致が原則だった。

選出にかかる期間もかつては、2年10ケ月と言うこともあったそうな。
そこから根比べの語源?
と思えてくるが
イタリア語でコンクラーヴェは、鍵のかかる部屋なのだそうだ。


毛根は、そのうち疲れ果ててどんどんやせ細る。
ついには、姿を表わさなくなる。

昔、額の両端を抜いていた連中は、その後そこから禿げ上がっている。
しなきぁよかったと悔やむ者も多い。

あれと一緒。

一番厄介な場所が唇下のヒゲ。
ここが一番しぶとい。
しかも痛い。
痛覚の敏感な場所。
多分男性ホルモンの一番分泌されている場所なのだろう。

日本語の複雑さのひとつに同じものでも違う表現がある。
ヒゲもその一つ。

髭・鬚・髯

これは、全部ヒゲと読む。

初めて識る。

ヒゲの語源由来
頬毛:ホホゲ
鰭毛:ヒレゲ
辺毛:ヘゲ
開毛:ヒラクケ
など様々あるらしい。

口の上が髭。
顎に生えるのが鬚。
頬は、髯
と、それぞれの使い分けになるそうな。


知らなくても生きてきた。
識ると楽しい。


のおやじ、アゴハリ一族。世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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