松村 劼著、スイスと日本・国を守るということ
なぜスイスが永世中立国になり得たのか?
俺の心の片隅の疑問が書き記してあった。
外国から干渉されない。
そしてしない、が条件。
これは、同盟国を持たないということになる。
自国は、自らの手だけで守る。
と言うことになる。
その為にスイスは、国民階兵士の制度を敷いている。
徴兵制がある。
初めて軍事訓練を受けた者は、訓練後に小銃を与えられ自宅で各自管理している。
国の全土が国防のための備えがされている。
永世中立国になり得た要因を簡単にまとめた見た。
一つに中世のヨーロッパにおいて
スイス軍:兵が強かったことが上げられる。
ベルナーオーバーラント地方
画像:スイス観光局サイトより
ナポレオンの時代:1800年代直前。
スイスは、海なし国。
地理上の条件から東西南北を行き来するための経路。
ナポレオン:フランスの属国となる。
チューリッヒを中心にオーストラリア軍とフランス軍との大規模な戦闘が繰り広げられる。
街が壊滅させられる事態が起きる。
その後ナポレオンが敗北して中立国を宣言。
1815年のウィーン会議で永世中立国として承認された。
時代が遡って1000年代の事。
スイス民族の地、三原初州:ウィンターヴァルデン・シュヴァーツ・ウーリの州:山岳地帯。
ゲルマン民族による差別をされ農奴や奴隷扱いされた。
村々で住民集会が繰り返し開催され三州で盟約を行う。
独立阻止のオーストリア軍が討伐しようとする。
5倍近い敵方を地の利を生かし撃沈。
1291年独立:スイス建国の日 を果たす。
その戦法は、山間の上方から迎え撃つ戦闘に優位な態勢をとる。
上から石や丸太を落とす。
敵大隊を上から下り降りて5mもの長い槍で迎え撃つ。
ゲリラ戦法を100年余り磨き上げた。
その後も20倍の兵力をもつフランス軍を蹴散らすなどして
スイス軍:スイス兵強しを印象付ける。
このことから強いスイス兵は、ヨーロッパ各国に求められる。
出稼ぎ:傭兵をするようになる。
近隣の国々もスイスを攻撃することは、
自国が大きな怪我をすることと覚え手を出すことをしない。
近隣諸国が戦争している時、
スイスは、武器をせっせと作り供給する。
第一次大戦頃になると大規模な作戦のために腕時計が必要になる。
そこも大量に生産して大儲けする。
時計は、スイスの基盤を作った。
傭兵の持ち帰る外貨と武器輸出でスイスは、裕福で平和な国作りが出来た。
スイスは、国全体を要塞化したことで安全担保出来る。
銀行秘密を導入して顧客情報を提供しない金融制度を取った。
世情が落ち着かない時代、自国の銀行では安心できない富裕層は、
スイス銀行に預金をすることになる。
金融は、スイス国内GDPの約12%を占める:2009年。
世界の金の1/3がスイスに預けられているとも言われる。
地域的、民族的条件が今日のスイスを作り上げたということ。
平和は、残念ながら非武装ではなしえないことが知識出来る。
このおやじ、アゴハリ一族。世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター