2016年4月17日日曜日

開き直り

「それほどおかしいですか」
「おかしくはない。わかるか?おもしろいのだ。初めてお前を見た時
そこいらの若いモンとはちがう、とおもった。
おまえのなかに、底知れぬものを感じ取った。・・・・」
・・・・
「新しい殻は、この日本では無理だ。わしが手を打とう」
「とおっしゃいますと?」
「リオに飛べ」

白川 道:とおる著 竜の道・飛鳥編の一説。
双子の兄竜一は、コインの裏に、弟竜二は、コインの表となり
人生の大きな目標へ向かって突っ走る。











最初に手に取ったのは昇竜編。
パラパラとめくり読みすると俺好み。
シリーズものとは知らずライブラリーから借りてきた。

作者の白川道の名も知らぬほど。
俺の読書歴は、まだまださ行にさしかかったところ。

小さな事業を閉めたのが2008年末。
1年間で丸1日を休むのは、正月の2日間。
15年間働きずくめで働いた。 6時に仕事を始めて就業は、19時。
もっと長時間の労働もあった。
時間などあろうはずがない。

そんな俺が本を読む時間ができた。
女房の本好きの影響もある。

今野敏
石田衣良
垣根涼介などを読み漁った後。

図書館のア行から順に辿って、今さ行。
自分がおもしろそうだという本しか読まない。
大衆文芸が主な対象。
せっかくおもしろい本がある。
そっちからやっつけるのは当たり前。

あっという間にページが進んでしまう本は、少ない。
白川道の本は、少ない中の間違いない一人。

最初に読んだ昇竜編は、彼の遺作だった。

2015年4月16日、自宅で意識を失っているところを発見され、
病院に搬送されたが、大動脈瘤破裂のため死去。
69歳没。
年間1億円を浪費していたというから身から出た錆と言うことになる。
にしてもおしい。

彼自身が株式投資顧問会社を起こし裏の仕事で懲役3年を受けていた。
その時に小説を学んだとある。

竜の道のシリーズ1:飛翔編に戻り、読み始めた。
大体の筋を知っているのにおもしろい。
本は、筋だけが命ではない。
その筋の肉付けが、
その過程にこそ小説の生き死にが掛かる。

昨日の朝は、お日様がどうだ、たまのお出ましのほうがご利益を感じるのではないか?
と差し込んでいた。

ならば遊ばせていただきます。
光を撮らせてもらう。
今日の写真は、その1枚。

そのあと走り。
戻ってメーターは、65Km。
あれっ?75Kmのはず。
ええと豊平川左岸河川敷サイクリングロードを環状大橋から下り。
雁来大橋からは、堆雪で不通に付、護岸道路から福移。
それからもう少し下がってマクンベツ湿原まで。
メーターは、32.5KmでUターン。
あっそうか、×2で65Kmに違ない。
あと5Km少ないわけだ。
と納得のジジーであった。

納得と言えば昨日の夕刊155部を間違いなく配達した。
だが1部残っている。

いいんだもんねぇ。
よかぁない?
それは、建前。
人は、間違いながら真実に近づく。
うん、そういうことだ。

月曜にいけばどこに間違いがあったのか判明する。
未配した家には、再発をしない。

このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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