取調室でのこと。
話すと楽になるぞ。
お母さんもご心配されていた。
君がどんな罪を犯したとしてもあの子は、私の子。
いつも心配しているし、これからもずっと愛している。
どんなに長くなっても犯した罪をしっかり償ってほしい。
こうおっしゃっていたぞ。
机の向こうに座った容疑者の青年の表情が硬くなった。
下を向き握った拳を見つめている。
奥歯を噛みしめ小刻みに震えだす。
喉の奥で嗚咽が鳴り出す。
少しの間そのままに時間を流す。
そして、言った。
君が殺ったんだな。
はい。
くぐもった応えが聞こえた。
小説に良く出てくるシーン。
少し話が外れるが
先日ドロボーが入った。
夜中異常な気配を感じ目が覚めた。
目の端に映っていたのが黒ずくめのドロボー。
大きな声で叫ぼうとするが声が出ない。
怖くて、恐ろしくて、喉が閉じて声が出ない。
下っ腹を両の手でたたく。
相撲がまわしを叩くようにして。
やっと声が出た。
ドロボー!!
夢の話。
女房が、どうしたの?
俺は、肩で息をする位動揺していた。
65年間で初めて見る夢のパターン。
3日前に書いた夕刊配達のストレスがそうさせたことは、
簡単に理解できる。
俺こんなことでストレス過多?
その後、販売所の先輩に相談した。
続かない人の理由に未配の呪縛があるのではないか。
自分も少し胃が重い。
そして、ブログにも吐露した。
ベテランであっても未配を起こす。
多分そうであろうとは、考えていても
実際に聞くと安心の面積が広くなろうというもの。
俺には、物覚えが早いという自惚れがある。
にもかかわらずこの体たらく。
7年前より慣れの時間が遅い。
前回は、朝刊で2コース分。
1コースが60軒くらい。
朝刊なので当然分厚く1コースを終えて販売所へ戻り次の分を積み込む。
配達するコース順も比較的わかりいい設定がされていた。
今回は、160軒弱の3コースを一気に配達する。
コーチ役の先輩流は、入り組んだ設定になっている。
事務所の管理者でも間違える自信があると
あれは、タナベさんのせいではない。
とまで慰めてくれた。
やっと全コースを把握できたところで
自分流のコース作りをして一昨日試運転。
左廻り原則。
なるべく同じコースを反復しない。
間違えそうなジグザグは、無し。
配達の家からUターンする場合は、事前に向きを変えておく。
しかし、1軒の未配。
只、多分あの家という目星が昨日の出勤で確認された。
そして、完全配達。
今日は、もう胃の重さが取れている。
後は、眠ってもそこに足が向くようになるまで気を抜かず、
体に染み込ませる。
おのずと時間も短縮されていくだろうし。
完全配達確率も安定するだろう。
昨日午前中は、豊平川河川敷サイクリングロードを下見がてら走る。
往復35Km
行きは、右岸。
環状線から真駒内は、まだ堆雪残り。
環状北大橋で堆雪残り。
ここからは、護岸道路で雁来大橋まで行き橋をまたいで
左岸サイクリングロードで戻り。
左岸は、雁来大橋~南20条まで走ることができる。
雁来大橋の堆雪は、1m程。
ゴールデンウィークまでには、開通するのではないだろうか。
俺の好きな石狩灯台までは、雁来大橋から向こうを一般道路で抜ければいい。
市街地ではないので信号も少なく走りを楽しめるはず。
今度の日曜日、天気はどうかなぁ?
自分の弱さをゲロしたとたん、
又、絶好調が戻ったジジーは、そろそろ長目を走りたくなってきたのだ。
このおやじ、アゴハリ一族。
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター