薔薇と檸檬
この二文字を書けるようになりたい。
否、一度は書けるようになった時期がある。
が、しばらくして忘れた。
漢字の成り立ちを識ると覚えやすいことを知る。
ならばこの二つを追いかけてみるか。
まずは、薔薇の薔。
草冠の下、嗇。
嗇は、おしむと読むそうな。
土の間に人二人。
回は、物が回転する様。
吝嗇りんしょくとあるようにケチの意。
弦が巻き付き伸びてゆく植物、
薔が完成。
薇は、草冠に微生物の微。
と昨日おさらいして今朝。
何の迷いなく書けている。
ばらの語源は、いばら:茨・荊・棘。
その昔、罪人を刺のある枝で打ち懲らしめた。
刑罰の道具が荊。
冬の憂鬱
GGは、勢いがついてきた。
檸檬も行ってみるか。
ところでなぜ薔薇と檸檬が書けるようになりたかったのか?
勘のいいひとならすぐ判る。
飲み屋でのアイテム。
退屈な時に書ける?
と得意な顔を作りたかったから。
檸檬は、なぜ漢字が存在するのだろう。
中国に先に存在していたのだそうな。
中国読みでネイモウ。
原産地は、インド。
日本の栽培は、明治6年の静岡県だそうな。
檸は、木偏に寧:ねい。
寧は、心が安らぐという意味。
寧漢字成り立ちを見ると
屋根・心・水盤・水盤を乗せる台で出来ている。
神仏への供物を著わしている。
こうする行為で心が安らぐことからこの字が出来上がる。
檸檬の匂いが気持ちを落ち着かせるから檸となったのだろうか?
次に檬:ボウ。
木偏に蒙。
蒙は、蒙古の蒙。
豕は、猪・豚。
カンムリに一で覆っている様子。
一番上に草冠。
草で隠された食肉となるのか。
木偏が付いてミカン科の低木を意味するようだ。
そこまでの過程が分からない。
檸檬は、匂いが心を穏やかにするミカン科の果実。
ということになるんだべか?
若干生煮えな解釈。
明日の朝にこの字が書けているだろうか?
今朝の写真に憂鬱と書いた。
憂鬱の憂は、優しいの人偏なし。
これは書ける。
が鬱は、どんな風に成り立っているの?
象形で出来上がっている漢字は、それを見ただけでなんとなく意味が見えてくる。
鬱もそんな一つ。
見ただけで気分が落ちる。
覚える気持ちも起きないもんな。
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター