2018年12月28日金曜日

ナイル川氾濫 365日

2018年が、片手の指でも折り足りてしまうほどになった。
そんな時に思う。

1年は、12ヶ月。
一月は、30日。
1日は、24時間。





一番北側位置
夏の頃の日の出






1年が12ヶ月であること、
一月が、30日であることの説明は辛うじてできる。

ええと、
夜から朝と明けて1日。
今日の月と、明日では形が違うことを観察する。

月が欠けて見えなくなる新月。
だんだんと太くなって真ん丸になる満月。
そしてまた欠け始めて新月。
この周回が30日。

一連の動き30日を12回繰り返すと季節が一巡する。
それが1年。



そうなると1日の時間も決めたほうが何かと便利。
それでは、時間を決めましょう。
朝、日の出。
昼、太陽がその日の一番高い位置の時。
夜、日の入り。

最初の時間は、朝・昼・晩の三つからだべな。
季節によって長さが違う。
いやいや違ったって何の問題もない。
明るくなる頃に起きる。
暗くなったら寝る。
それだけのこと。

ただ、1日が三時間だけというのはちと大雑多に過ぎる。
では、朝から昼までの間に早朝だの昼前
昼から夕方、夜中、深夜などという単位を表わしたんだべな。


月の満ち欠けで暦を作ったのが陰暦。
エジプトで作られたのは、太陽暦。

こちらは、太陽の位置から1年を突き止める。
1日は、洋の東西共に日の出る~日の入りの巡り。

どうやって太陽の周りをまわっていることを突き止めた?
その時には、公転していることを知らなかった。
が、どうも太陽の位置が季節により違うようだ。
これを正確に測る方法をあれこれ模索したんだべな。

俺の今なら日の出、日の入り位置の移動からだべか。

多分エジプトでもそのように考える人もいただろう。

が、ナイル川氾濫が根っこなのだそうな。
ナイル川は、タンザニアを源流にエジプトまで
6650kmのアフリカ一番の長流。
地中海に到達する。

そのナイル川は、毎年7月になると決まって氾濫する。
氾濫して肥沃な土壌をエジプトにもたらした。
それがエジプト繁栄の素でもあった。

ナイル川氾濫周期を一年とした。
これは非常に分かりいい。

7月であっても毎年同じ日というわけではないだろう。
が、それが何十日とは違わない。
1週間くらいの差異なのか?

こうやって1年は、365日くらいだぁ~。
それを元に365日の確信を得るための天文学が発達した。

ナイル川が氾濫するときにシリウス星が日の出直前に見える!!
よっしゃ~~!!
次の1年は、これが見えた日から何日なのか?
一日一筋の刻みをつけてゆく。
刻んだ疵は、365筋。

太陽とシリウスの関係から
ついに1年を365日と確定させる。
太陽暦の起源なのだそうな。
シリウス星は、太陽の次に明るい星。




世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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