2018年11月9日金曜日

血縁のまつりごとから氏

篠降る雨、とよく小説で目にする。
昨日の夕刊配達は、小粒で地面をたたく音のしない静かな雨。
データを見ると0.5mm~1mm程度の降雨量。
気象庁では、これは、小雨となる。

配達をしながらこれが篠降る雨?
と思う。

帰宅して検索してみる。
篠突く雨でヒットする。
この言葉だと印象が違ってくる。

そも篠とは?
しの竹のこと。
ササタケとも読む。

北海道南部を除き自生していない。







根曲がり竹の子








ゆえにこのGGに篠と言われてもイメージが出来ない。
北海道でいうなら根曲り竹がそれに近い。

束ねた篠が突き下ろす。
そんな雨が篠突く雨。

それなら強い雨と思える。

篠降る雨は、突くが降るに変化した表現なのだろう。
使用するときは、突くのほうがより意味が伝わりやすい。


昨日もう一つ疑問が湧いていた。


紙の漢字は、なぜ糸へんなのか?
そしてなぜ氏なのか?

まず氏:うじの字
この成り立ちは、薄い刃物から生まれた漢字。
一族の祭事で肉を刃物で切り分ける。
そこで濃い血縁の関係を氏と表現した。

糸は、俺でも想像ができる。
木の繊維で作られてもいた。

紙は、木の繊維を叩き薄く引き伸ばして作る。

紙は、植物の繊維:糸を
氏:薄い刃物のように平たく・薄くしたもの。

氏が刃物を表すことを識ったGGでありました。

知らなくても生きてきた。
識ると楽しい。



世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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