2018年11月28日水曜日

守備対攻撃



VS


12月1日札幌ドーム
3万人超え間違いなし



シーズン前半と後半とで広島の成績の振れ様が非常に大きい。
どんな作用がなされたのだろう?

2018年サンフレッチェ広島成績
シーズン前半 17試合 2月24日~7月22日

1位折り返し
13勝2引き分け2敗
得点数24/1試合平均1.41
失点数8/1試合平均失点数0.470


シーズン後半 16試合 7月28日~11月24日

28節2位に下降
4勝3引き分け9敗
得点数19/1試合平均1.18
失点数25/1試合平均1.56

特に9月15日の26節以降は、1引き分け6敗。
7試合に勝ち点1しか獲得していない。
直近7試合
得点数4/1試合平均0.57
失点数13/1試合平均1.857

この数字が全てを物語る。
前半は、守れていた。
守れていたし勝ちにつながるゴールも上げられていた。

後半になると守備陣のほつれが出てくる。
1試合に4倍近い平均失点を喫している。
と同時にゴールが徐々に減少。

26節以降は、さらに得点力が急下降している。

パトリックの好不調。
1節~17節 12得点 1試合平均0.705
18節~33節 8得点 1試合平均0.5

直近7試合
チーム絶不調の26節以降で1得点。
26節~得点 1試合平均0.142

広島の全得点は、45。
一時は、チーム得点の50%をパトリックが占めている。
現時点では、44.44%の得点比率。


これだけ広島に急ブレーキがかかった訳は?
ここに答えと思われるFootBallTlibeコラムがある。
城福監督のサッカースタイルは、守備的リアクションサッカー。
そこの欠点を解説している。

それを象徴した試合が
4月25日10節FC東京戦と
5月20日の15節C大阪戦だという。

このコラムは、5月26日に配信されている。
この時点で広島の
ボール保持率は、45.1%。
シュート数平均10.2本

FC東京戦
ボール保持率56.3%
シュート数20本

C大阪戦
ボール保持率52.8%
シュート数18

この2試合は、ボールを持たされているが決定的チャンスの構築が出来なかった。
つまりリアクション:カウンターが有効に使えなかった。
高い位置でボールを奪取してパトリックに当てるができなかった。




FC東京戦1-3
C大阪戦0-2
それまでクリーンシートが多く失点しても1点で抑えていた広島。
複数失点で負け。
しかも前半戦の2敗の2試合がそこにあった。

ボール保持率が高くても攻撃の形が作れなくては、ゴールにならない。
そこが広島の最大のウィークポイントだったという。

パトリックは空中戦に高い競争力を持っている。
が、どんな優秀なFWでもDFが張り付いた中では成功率は下がる。


パトリックは、裏を盗る動きにたけている。
189cmの長身と裏からの動きで得点を重ねていた。

そこが蓋をされた。

こうしてチームが機能を失っていった。

とはいえ広島は、終盤の7戦1引き分け6敗を喫していてもまだ2位にいる。
それだけ前半の戦歴は、すさまじい結果だったということ。
前半の17戦をクリーンシート12回。
その10戦を勝利している。


チームスタイル:攻めるを堅持してきた札幌。
その方針に少しの狂いも迷いもない。
とすれば広島は、基本に戻って守備的リアクションサッカーを徹底してくるだろう。
パトリックは、前節赤紙休暇を取っている。
疲れをとり体調万全でゲーム入りしてくることが予想できる。

MF青山の調子は、上を向いてきているのだろうか?

札幌にイエローカード累積や、主力のケガはないはず。
出来れば広島万全の体制でお互いの長所をぶつけ合う試合が見たい。



世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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