2018年11月26日月曜日

金が敵の世の中

北海道コンサドーレ札幌は、J1の4位以上を確定させた。
それは素晴らしい出来事だと思ってる。







素晴らしいという言葉は、本来は、真逆の意味だったのだという。
せまいという漢字は、窄る:すばるとも読むそうな。
文字通り狭くなったり縮んだるする状態。

形容詞化されて窄すぼらしい。
ひどいとかとんでもないという意味で初期の江戸時代に使用された。

みすぼらしいの語源でもあるという。
窄ぼらしいとでも書くのだろうか。
痩せて貧弱に見える体の意味になる。

らしが素晴らしいに転ずるのはこんな経緯だろうか?
このGGのようにへそ曲がりでそそっかし奴が
すぼらしいをすばらしいと聞き違える。
それを漢字で表して素晴らしい。

字面からあっぱれなという意味で使われだした。
というところか。





北海道コンサドーレ札幌は、弱小チームだ。
企業規模の話。

J1・J2収支決算2017年度を見る。
札幌26億7千6百万円

上位6チーム
1位 浦和 79億7千1百万円
2位 神戸 52億3千7百万円
3位 鹿島 52億2千8百万円
4位 川崎 51億2千3百万円
5位 名古屋 45億9千4百万円:J2
6位 横浜FC 47億6千5百万円

ちなみに2018年J2落ちした
大宮 36億8千5百万円
昨日のプレイオフで東京Vに負けJ2残留決定。
この規模で連続J2は、チーム関係者の力不足。

2017年度の決算でJ1ラスト3は、新潟~札幌~甲府の順
甲府 1727
新潟 2762

今年の降格決定一番手は、長崎。
2017年度は、11億2千万円の収入。

2番目に決定した柏は、34億5千4百万円。
去年は、最終順位4位。
今季ACLへの出場をはたし
2月~4月までの期間グループリーグ6戦を戦った。
1勝1引き分け4敗で敗退。
この戦いがJ1リーグ戦に影を落とす結果となったのか。

J1リーグの戦績は、11勝3引き分け19敗。
勝ち点36
ゴール43点/失点52点
失点は、J1で3番目に多い。
得失点差がマイナス9
引き分け試合数は、リーグで一番少ない。
淡白な戦い方に終始してしまったことになる。

この辺りは、来季の札幌も同じ轍を踏む恐れあり。
ACLが加わった時により厚いチーム力が必要になる。


ここまで見てくると大きな傾向として
企業規模の差異が順位を左右していることが分かる、

札幌の去年と今年の連続残留。
更に今年4位以上の大健闘ぶりは出色であることも分かる。


10位仙台も27億9百万円で健闘と評価されていい数字。

J1VSJ2のプレイオフチームは、
湘南・鳥栖・名古屋の3チームからの可能性が濃厚。

湘南と名古屋は、最終戦の直接対決。
湘南は、15億6千6百万円。
名古屋45億9千4百万円の大規模と弱小規模との戦いとなる。
その行方も興味の一つ。

仮に引き分けで
鹿島VS鳥栖も同じく引き分けとなった場合。
現在勝ち点41の磐田・横浜の結果待ちにもなる。

シーズンの幕は、12月1日に閉じる。
最終戦で笑うチーム、泣くチーム。
否が応にもテンションは、高くなる。

プロは、プレイを商品化したビジネス。
このGGの入場料など微々だる金額ではある。
そんな端な金でこれだけ楽しませてくれるコンサドーレ。
ありがたし。


世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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