2018年9月8日土曜日

自転車日本一周40日目 覚悟した

凄い雨が断続的に降っていた。
それは、それは激しい雨。
すぐ横の川は、氾濫しない?
というほどに強い雨。
その川の辺りを見回しここなら大丈夫だろう。
道の駅なぶら土佐佐賀の屋根の下。


駅スタッフの許可を受け18時閉店後ベンチを2つ並べる。
マットを膨らませ、寝袋を広げる。
寒さ凌ぎと風に吹かれて飛び入る雨を防ぐために
100均で買い揃えておいた自転車カバーで覆う。


DAZNでサッカーのチェックをしつつ眠気を待つ。
眠りについたのは多分20時頃。


1時過ぎに目を覚ます。
ブログを仕上げアップしてから寝直し。
気がついたときは、これから空が明るくなろうかという5時30分頃。




















荷物をまとめ自転車チェーンに油を指す。
左のペダルがギシついていた。
ここのスプリングにも差しておく。


荷物を積む前に前後輪のエアチェック。
十分に空気を入れおいた。
いつも事が後先になる。
こうして先にエアチェックしたのは、旅中初めてのこと。


これで転がるぞう。


日が完全に登りきるまでは、もう肌寒くなっている。
予想でも30度Cには届かない模様。


全部を整えてすぐ隣のコンビニエンスストアで
たなべのバナナ3本と飲むヨーグルトそしてコーヒーを購入。


バナナ1本残しで2本を朝食替わり。
出発は、7時。
前日からの数日は、雨の日予報多し。
昨日も午後から傘マークで確率が80%となっていた。


目指すは、高知市で90Km先。
お昼までに到着できるはず。


顔が浮腫むほど寝た。
腰に弱い痛みが走るほど寝た。
この距離なら最高の走りができる。
事前にミネラルを塗りおく。
女房よ、そこにいてやれないけれど最高の走りを見せてやる。


最初は、温める走り。
タイヤが良く転がる。
この日のコースは、事前の調べではアップダウン多し。
いきなりの登りから始まった。
緩めの登り。


心地いい転がり。
そういえば旅の初めで前後を一度づつパンクさせている。
あれは、空気圧の不足だべな。
あれから一度のパンクもなし。
エアチェックは、豆にしている。


温まり始めた脚。
最高の走りをしよう。
AVE20台を記録しよう。
多少のアップダウンがあるとはいえ高度は延べで800m位。
総走行距離で90km以内。
ガンガン攻めよう。


松山からの2日間は向かい風をくらっている。
昨日もそれ。
だが3〜4mとさほど強いわけではない。
荷物があってもクラウディングが効くことを知っている。


気分がいい。
雨の上がった朝。
辺の谷間から霧が雲上を目指している。



道の駅なぶら土佐佐賀
から見た西側





12km地点で暑くなってきた。
長袖のポロに長袖のインナーを着てスタートした。


上を脱ごう。


ん?
待てよ。
新潟で暑さに初めてやられた。
あのときこのオーレンジの長袖のインナーだった。


ああ〜〜〜〜っ!!
そうか、このオーレンジは、冬用のインナー。
そう汗を熱に変えるやつ。


道理でなぁ。
暑かったわなぁ。
汗が熱変換だもんなぁ。
馬鹿だわなぁ。
デコスケだよなぁ。

上でなく下を脱ぐ。
ふと崖の壁を見る。


壁についた苔
陽光で輝いていた。




そして、後ろを振り返ると七子。














七子峠の入り口。
七つの郷を繋ぐ峠からこの名がついたという。
これを登ると台地で平坦基調。
そこから長い下り。
これが楽しい。
だが、初めての道。
さらに昨夜の濡れが残る場所もあり。
抑えて下る。
そしてまた上り。

これをやっつけると22km。
道の駅あくり窪川。
トイレだけと思うも早朝レストランあり。
ちょいと覗くと朝カレー。
食べたさが湧き出る。
急がずゆっくり味噌汁にコーヒーも飲み干す。
更に隣の物産館で栗まんじゅう。
これが効いた。
あとは、休憩、補給なしで高知市までぶっ飛び。
総走行距離88km
AVE21.17Km/h
上昇706m

途中何度も両端の口元から涎が出そうになる。
そう俺は、楽しく走っていられると口元が緩む。
緩むと涎が噴出する。
その涎がこぼれ出そうになる。
そういうこと。

アドレナリンの成せる技。
やっとこの旅の楽しめるペースをができてきた。

今、秋雨前線に悩みまくり。
ここ1週間は、この前線が居座る予報。

ここ高知でも夕方に強い降雨。
こちらは、降るといえば強いがイコールなのか。
ここでもスコールだった。

雨の切れ間を縫うにしては晴れの時間が少ない模様。
あの強い雨の中で立ち往生が長引く恐れあり。
門司の人がくれた四国の道路地図を睨みながらため息ばかり。

決めた!
30kmも走れば町や市がある。
室戸岬の先までの130kmくらいは、平坦基調らしい。
天気の状況で都度判断しつつ雨に濡れる覚悟を決めた。


このおやじ、アゴハリ一族。
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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