2018年9月2日日曜日

自転車乗日本一周34日目 なんだよ、泣かすなよ。

諦めよう。

3時過ぎに空模様を確認した。

雨の予報が出ている。
が、曇っている。
走れるんでないかい?

走れるところまで走ろう。

別府市のインターネットカフェを4時に出る。

近くの24時間営業のファミレス、ジョイフルに入店。
九州の各地で見かけたお店。

あれ?
何食ったっけ?
今朝のことだべ。

おお、思い出した。

豚キムチ丼だった。
コーヒーをおかわりで2杯。

朝の時間をゆっくり目で過ごし出発。


まだ夜は明けていない。

体も目覚めていない。









朝焼けの中を

散歩する3名

この日は、2枚。


のたりゆっくり、歩をすすめる。

過ぎたところで東の空に朱色が見え始めた。

徐々に濃い色になってきた。
場所は、日の出町。
あつらえたようなシチュエーションだわ。


30kmを超すまでは、ずっと登り基調。

のたりとは言え進まない。
進まなくても120kmをなら問題なく九州がお仕舞いになる。
30kmを堺に下り基調。
回せる。
速い。
一気に10km/hを稼ぐ。
メーターが45k/hを表示した頃にポツリと落ち始めた。
まだ走ることができる。

50kmで完全な強い雨。

2〜3度降り止む。
切れ切れの雨で進もうと試みた3回目にやられた。
逃げる場所がない。
ズブに塗れる。
濡れるにまかせてそのまま走りほど近い道の駅なかつ到着。
開店の少し前のこと。

一昨日に爪を切る。
持ってきた爪切りを引っ張り出すために荷物を総出し。
ついでに整理してみると嵩にして2Lほどの不必要な物あり。
送り返そうと纏めてある。
途中ヤマトででも出そうとしていた。
道の駅内に店内の購入品を発送するサービスあり。
聞くと少しなら一緒に送ってくれるという。
おいしそうな漬物と一緒にまとめてもらう。
俺のバッグは、あわせて15Lほど。
そこに2Lの削減は、空間としても重さとしても大きな比重を占める。
荷物の振り分けがしやすくなる。




こりぁだめだな。
諦めていたのに空が明るめに変化してきた。
TVは、午後から曇りの予報を出している。
気持ちが動く。
早く次に移動したい。
下関にたどり着きたい。
しかし、明るく見せたのはフェイント。
こいつ大きなフェイントでDFを起き去るFW.

降っていても走ろう。
北海道コンサドーレ札幌のポンチョを着て走り直しが13時頃。
妙に気分がいい。
あれぇ〜?
不思議でないかい。

あれほど盛り下がっていたのにニマニマと笑っている。
何がそうさせる?
要は、次へと行動できていることがうれしい。
単純に楽しい。
この旅で一番の気分。
鼻歌も懐かしのメロディーオンパレード。
あなたゆえ〜苦しみ。
あなたゆえ〜悩み。

1時間ほどで雨が止む。
ポンチョを脱ぎ門司へ快走。
少し迷い関門トンネル人道入り口に到着した。
どこかで見たようなバイクと人があり。

今は朝3時45分。
だめだ、思い出すと熱い感情が溢れる。
九州に初上陸の初九州人が待っていてくれた。
おかえりなさい。
ホテルを探し九州の地図をくれた彼。
俺のブログを読んでくれていた。
別府市から出発でひょっとして今日はトンネルの復路だろう。
いつもトンネルのウォーキングで汗を流しているという。
それを終えしばし待ってくれていた。
時刻は19時に近い。
雨で足止めか。
と帰宅し始めたら俺とすれ違い入り口にとって帰ってきたそうな。



聞いても名前は、
名乗らない。
が写真が掲載は、OK。



さらに中国地方の地図を用意してくれている。

待っていてくれただけで熱くなっているところに
こんなプレゼントまで用意してくれていた。
結構なクールなGGなのだが 思い出が滴となって零りそうになる。
こらえた。
思い切りの笑顔でお礼を述べた。
ありがとうございます。

いつもは、社交辞令を幾分含むが札幌へきたら連絡ください。
ぜひ連絡ください。
歓待します。
バイクなら直線であっという間です。
札幌で飲みましょう。
フェイスブックブックで俺への友達申請をすればいつでも連絡可能になります。

二度目のトンネルの短いこと。
あっと言う間もないほど短い。
再本州上陸。
気張って高いホテルに宿泊した。
髭を整え頭も揃えて四国巡りの端緒を走り始めよう。



このおやじ、アゴハリ一族。
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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