2017年5月23日火曜日

特別な才能

俺の対人基本は、横並び。
年配には、無論敬意を払う。
そして年少者にも。

先輩面をしたり上司面をする人間が嫌い。
先に生まれようが後だろうがどこが偉いのか。

夕刊の配達仲間に自閉症者がいる。
彼とよく会話する。










貼り絵作家:山下清昨 
画像:pinterestより








山下清は、旅で記憶した場面を貼り絵で再現した。
記憶力の深さは、ASDの特徴でもある。


世界では、自閉症者優遇企業が増えているという。

然もありなん。
あの人たちの記憶力は、身近に接してみると
深海同様の深さであることが判る。

THE WALL STREET JURNALの記事
自閉症者を積極採用―独SAPや米フレディマックの取り組み

SAP社の自閉症プログラムの責任者ホセ・ベラスコ氏コメント抜粋
同氏は彼らが「非常に緻密な性質」を持ち、
あいまいでない厳密な結果を好むと指摘、
「われわれはこういった強みに着目し、
そういった性質が組織で高く
評価されるような場所を探したい
SPA社:独ソフトウェアメーカー

知り合いから聞いた話
息子さんが自閉症だという。
一度通ったことのある道順を克明に再現できる。
彼が同乗するとカーナビいらず。
だが、仕事に就けない。
自閉症自立支援センターでの単発的な肉体労働をする。
が、収入は自立などほど遠い世界の話。
親は、ずっと心配とその責任を背負っている。

アメリカの調査で米児童の1.5%が
ASD:自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群。

彼らにしかできない仕事が沢山有りそうだ。
彼らは、特別な才能を持った人たちなのだから。
その能力を活かしてもらう動きは、着実に成果となっているよう。

デンマークのスペシャリックス社では、2009年から
ASD専門に個人的、社会的、専門的なトレーニングプログラムを持つ。
そしてそのスキルを身に着ける教育を営業している。
世界にそのモデルが拡がりをみせているという。

前述のSAP社や、マイクロソフト 、
米国フレデリック社等は、スペシャリックス社と連携して
彼らのより高いスキルアップをしているという。

彼らを病気とか社会的弱者などと括らず、特別な才能を持った人。
と考え社会の中で活躍できる場面が広がればいい。

そんなことを考える66歳でありました。





このおやじ、アゴハリ一族。世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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