準決勝のもう一方が開催された。
アスレチコ・マドリーVSレアル・マドリー 第2レグ。
VS
ヒメオレ監督がホームのサポーターを煽る。
スタジアムは、満員のサポーターが最高の雰囲気を作る。
その昔の肉弾戦が行われた戦場では、こんな地鳴りのような歓声が
轟いていたことが想像できる。
開始早々からアスレチコの猛攻が始まる。
ボールを持てば前へ運ぶ。
前に出せたらドリブル勝負、クサビ、クロスと、
とにかくシュートへ結びつけようとする。
そして、迫る。
怒濤の如くレアルゴールに向かう。
レアルはカウンターで逆襲する。
アスレチコDFとGKが気迫で跳ね返す。
アスレチコの猛攻が結実した。
12分CKからヘッドで先制点。
15分トーレスがゴールエリア内への突破でPK獲得。
PKで追加点。
サッカーで15分は、ひとつの区切り。
あと1点でトータルスコア同点。
ここを一気に行くかあとの十分な時間の中で同点~逆転まで行こうとするのか。
ヒメオレは、後者を選択した。
皮肉にもその選択は、裏目に出てしまう。
42分レアル、ロナウドのスローインに
ベンゼマ素早くライン上をランニングしながら受ける。
深く持ち込みCK付近をDF二人に挟まれるがそこを抜け出す。
さらにゴールエリア外でDF三人の壁を一人で突破。
華麗ではない。
重戦車が障害物を押し倒して進むようなドリブルで
ラインぎりぎりをエリア内に突入した。
そしてマイナスパス~シュート。
GK辛うじて触る。
こぼれる。
詰めていたイースコの前に転がるボール。
イースコ右足で流し込む。
試合は、これで終了したようだ。
アスレチコにあと3点をたたき出す余力は、無かった。
逆にスタジアムにはレアルの余裕の空気が広がってゆく。
ベンゼマに抜かれたシーンは、DF3枚が抜かれた。
ライン上を開けていたのが原因。
この失敗は、精神的ダメージが大きい。
気力を削がれたように見えた。
開始から15分まで、
いや、42分にレアルに1点を許すまでは何かが起きそうな雰囲気があった。
しかし、レアルの選手たちは浮足立っていなかった。
強かにアウェイゴール1点を狙っていた。
そして力でねじ伏せた。
試合は、そのまま2-1で終了。
チーム力の違いと言えばそれまで。
逆にアスレチコがよくあそこまで追い詰めた。
とサポーターも評価するであろう。
決勝は、世界の大多数が予想したユベVSレアルとなる。
6月3日土曜日、
日本時間朝3時45分キックオフ。
ウェールズ国立競技場が舞台となる。
地上波でも毎年生中継が行われる。
サッカーファンなら見逃せない試合。
このおやじ、アゴハリ一族。世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター