話は、いきなり脱線する。
コツは、漢字でどう書くのだろう?
調べると
兀と言う字に当る。
この字は、凸凹と同じように漢字。
記号ではない。
パイでもない。
音読みが、コツ。
訓読みをはげる。
高くて上が平らな様子がこの字の成り立ち。
とても良く似た丌がある。
こちらは、音読みで キ。
訓読みで ものおきだい。
いずれにせよ探しているコツではない。
俺の探すコツは、骨が正解だった。
なぜ骨か?
人間を支える骨は、本質だとか素質と言う意味に使われる。
なるほど骨のあるやつ、なんかはそうだな。
で、転じて物事の本質を見極めたり会得したりという
意味にも使われるようになる。
一番右が
最直近の世界一
ドウルチス
エキストラバージン
オリーブオイル。
過日仲間との飲み会で2016年度のオリーブオイル世界一を賞味した。
匂いがするというのだけれど俺の鼻腔には、届いてこない。
俺は、結構な臭いセンサーを持ち合わせている。
はずなのだが判らない。
果物でサラダを作るためにパイナップルの皮を剥き一切れ味見した。
パイン口になってしまったようだ。
鼻腔にもパインの香りが広がっていて他の匂いなど届かない。
パイナップルの酵素:プロメラインが魚肉の消化に高い能力を持つ。
時として舌や、唇の蛋白質をも溶かす。
そこでチクチク、びりびりなどの症状に繋がる。
購入したものは、完熟と謳っていた。
完熟しているものほど酵素からの
刺激は少なくなるのだそうで、そこはなし。
で翌日、改めて世界一で寒干し蛸で食べてみる。
蛸の足を2に~3日ベランダ干しする。
水分が抜けて旨みが増す。
カンカラカンに乾かすもよし。
ジワァ~とタコがお出ましになって口中の蛸踊りが始まる。
来たねぇ。
オリーブの香り。
俺は好んでオリーブオイルを使う派ではない。
にしてもスーパーに売っているエキストラバージンオイルは、
味も香りも知っている。
まるで違う。
青い香りと軽く痺れるような味。
オリーブの実を良い状態で採取して名人が絞ったオリーブオイル。
色や匂いを付けたりしたものではない。
オリーブそのものの味と香り。
すると次の日つまり昨日身体から匂が立ってきた。
女房は、小便にオリーブを感じたそうな。
超高級品で100mlが2,000円。
掛けるではなく、小皿にとって付けて食べる。
ゆえにほんの少量のはず。
なのにこの香りが体中から発せられる。
そして世紀の大発見がある。
本物のオリーブオイルでカルパッチォをする。
近所の業務用を主に扱う魚屋でネタを揃える。
俺が商売をしていた当時のお隣さん。
久しぶりと言うことでおまけまでしてくれる。
ありがたき。
オリーブオイルにも実の種類が違ったり搾り方が違ったりで味も様々。
脂ののった食材に合う。
あっさりしたものに合うと使い方にも得意がある。
刺身を醤油に付ける様にオイルに付けて食べる。
塩を入れた方がいいんでないかい?
で、塩を溶かしてみる。
オリーブの匂いや、味が引き立った。
ネタも一段と上手くなる。
ここまでは、予想通り。
でカルパッチョを手巻き寿司にした。
無酸の海苔をと思いつつ仕入れ忘れ。
スーパーで初摘みと謳う少しお高いので代用。
酢飯は、手作り梅干しの梅酢を使用。
甘味を少々と1/3ほど玄米酢を入れる。
海苔に酢飯を乗せてネタを入れて巻く。
塩の入ったオリーブオイルを付けて食す。
なんざんす!!
そうざんす!!
うまいでげす!!
海苔の旨味がまず出てくる。
次に酢飯の旨味がきてネタの旨味と絡まる。
オリーブオイルがそれらを優しく包み込む。
春・・・・
華・・・・
爽やか・・・・
高貴で華やか。
しっとりもしている。
しっとりだが爽やか。
世紀の大発見とした。
それほどに旨い。
女房は、近日又やろうとせがむ。
安いネタでいい。
俺も諸手上げ大賛成。
食用油は、
圧搾と書いたものがいい。
と教えられた。
いつものスーパーにもそれがある。
然程高くはない。
超高級は、手が届かない。
だが、せめて調味料は、良いものを使おうと話し合っている。
味噌は、手作り。
醤油は、北海道産丸大豆使用。
塩は、ミネラル入り。
ごま油もこれを常備品としよう。
このおやじ、アゴハリ一族。世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター