2015年9月14日月曜日

無知

帰って来たJamis1号の原状復帰に取り掛かり始める。
工具が届いていないのでまずは、ホィール&タイヤ&チューブ。

当時まだまだ初心者中の初心者。
ジャージやレーサーパンッさえ気恥ずかしく
なるべくバイクの少ない近所のコースを走っていた。


突然
しばし、探偵ごっこ

老探偵:この自転車は、盗んで間もなく捨てられていましたね。
依頼人:どうしてでしょう?

老探偵:
このタイヤは、完成品につけられていたVittoliano Zaffiro Pro
がそのままついています。
このタイヤは、耐摩耗性・耐パンク性能に優れ完成車によくついています。
摩耗状態があなたの乗車履歴と符合しています。
さらにブレーキシューも減っていません。


依頼人:
初めてのロードバイクで通算12ケ月くらい。
距離もフラフラで100kmを1回経験しただけです。

老探偵:
サイクリング程度の走りしかできていなかったわけですね。
チューブを取り出してみましょう。

依頼人:前輪の一か所修理痕が再度破裂していますねぇ。

老探偵:
乱暴な乗り方でタイヤに強い衝撃を与えた。
まだ浅い技術だったあなたのパンク修理部分に再度穴が空いてしまった。
犯人は、パンク修理ができない。
自転車屋さんに払う修理代が惜しい、
ほかの自転車を物色したほうが手っ取り早い。
なんせ100円均一のビニール傘があれば盗めてしまいますからね。
犯人の近所の草むらに放置された自転車は、やがて後輪も空気が抜けてゆく。
サドルは、犯人が、インターネットオークションにでも出品するため取り外した。
サドルに識別番号は、付いていませんのでそこから足がつくことはない。

依頼人:
鮮やかな手口からてっきり高級自転車狙いのプロ集団だと思っていたんです。
市の放置自転車撤去で盗難車とわかり戻ってきた。

老探偵:
プロの仕業ではなく単純にロードバイクが欲しい近くの学校に通う地方出身の大学生ですね。
家族と一緒だと高級自転車の取得方法を問われますから。
インターネットで手口を覚えたのでしょう。



車輪の汚れを拭いた後、
パンク修理をして両輪に空気を入れる。
ハブ軸レバーの金具表面の錆を磨き
立派に息を吹き返した。

それから4日目空気の抜ける気配はない。

リム汚れがある。
同じアルミ箔で試し磨きしてみるが思った程汚れが落ちない。
消しゴムを試すと汚れは取れる。
が、リム筋傷が残っている。

少し調べると傷ではなく取り替え目安?
これが消えるとリムの寿命?

今度師匠に聞いてみよう。

1号・2号の違いを比べて見る。

まるで初心者的納得
フレームサイズの違いは、ホィールサイズしいてはタイヤサイズに及ぶと思っていた。
1号・2号共に 23-622/700-23cと同じサイズ。
一緒なんだな、本当に無知な俺。

違いが一つ、スプロケット枚数。
1号は、2枚少ない。
やっぱり練習用にいいのか。


Jamis1号 アルミニウムフレーム
Jamis Ventura Sport5101 2012年モデル

トップチューブ:510mm
シートチューブ:450mm 
車体重量:10.?Kg
スプロケット枚数8枚


Jamis2号 アルミニウムフレーム
フォークのみカーボン

Jamis Ventura race54 2013年モデル
トップチューブ:540mm
シートチューブ:480mm 
車体重量:9,1Kg
スプロケット枚数10枚

※シートチューブ高さ
クランク中心~トップチューブ接合中心部で計測



このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター


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