2018年10月6日土曜日

帰還困難区域

旅で初めての経験をたくさんした。
インターネットカフェデビュー。
蚊の総攻撃で100以上の痕跡。
2000m超えの獲得標高。
野生動物との遭遇:ニホンザル・イノシシ
思い出せないことも多々ある。

一つ、ずっと気になっていたことがある。
ふき
北海道の道端には、どこにでも蕗が自群生している。

本州には、それがない。
九州にも、四国にも。
岩手の道端で小さなのを見ただけ。

どうも蕗は、北へ向かうほど大型化するようだ。

大型でない。
ゆえに自生しても他の植物の勢力に抗えない。
ということだろうか?
ちらりインターネット検索しただけなので正否は判然としない。
抗えないといえば、3・11の後遺症。
津波の傷跡と原発事故。

幹線及び迂回道路を整備する。
これを進めていた。
まだまだの感はあるものの、ここはやらなければならない。

防波堤。
三陸の美しい景観を台無しにする設備。
賛否両論がある。

あの景観は、地球の財産なのだ。
俺は、自然に生かされる道をとる。


自然に抗えないことは、明白な事実。
ならばそこに住まない。
人家の建築を許可しない。

海に隣接した平地は?
第一次産業化。
田畑や育てる漁業への転用。
若しくは、自然利用の発電設備。
既に被害を受けた地域の整備は進んでいる。

そこがどんな変容をするのかまでを調べてはいない。
が、賛否を別にして一応の有効利用がされるだろう。


やはり一番の問題は、使えない土地。
原発事故による放射能の影響がいまだに残る。
この先何十年かかるのか?
ともいわれる土地。

生身の人間は、不通の国道6号線。
東京~仙台間を結ぶ国道6号線。
太平洋側を走る約400km余りの道

その福島県の富岡町から南相馬市までの14kmは、
外気に接しない自動車以外通行できない。

そこに行って初めて知る。
帰還困難区域と称される個所を走る区間がそれ。
今調べてみるとこんな色分けなのだという。






6号線富岡町から
南相馬市へ
自転車で行こうとすると
実際には逆コの字型で
この赤塗り地域を
大きく迂回する。










通行規制をしていた警備員に聞くと
スポットと呼ぶ放射能を強く検知する箇所が点在するのだそうな。

原発事故は、このように人の入り込めない地帯を作ってしまう。
自然災害が起きることは、致し方なし。
そして避けられない。
が災害後もその地域を使用することはできる。

原発事故は、そうはならない。
単純に原発に反対する理由がここにある。
どんなにリスクマネジメントをしようが自然の猛威を阻むことなどできない。
今回の北海道厚真町の直下型地震もしかり。

あの上に原発があったならどんなリスクがおきるのやら。
自然を制御しようなどおこがましい。


世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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