自転車日本一周の中で、興の乗らない場面や日が何回も何日もあった。
そうなると走りは集中しない。
コンビニを見つけると立ち寄り水分補給だな。
とか、道の駅に遭遇するとエネルギー補給しないば。
と立ち寄る。
無駄に時間を喰う。
旅の後半になるとそれがなくなる。
なぜか?
前半
1.体力の低下:まだ荷物を積んで走る体力ができていない。
体力が不足しているから疲れが溜まる。
2.高気温
青森から始まった海岸線左回りは、新潟辺りから高気温にさらされ始める。
当然体力が奪われる。
3.不安:この旅は完結するのだろうか?
後半
後半は鹿児島市で折り返し。
1.体力が向上してきた時期。
2.順応:早朝に出発して午前中にある程度の距離を稼ぐ。
昼休みをしたり早めに切り上げたり。
3.希望
南北で区切ると半分が終了した。
次は帰路の走り。
期待値が膨らむ。
寸前の日の出
面白いなぁと思う。
心の持ちようが物事を楽しく進められる。
前半は、目標が不鮮明に経過していた。
どこまで走ろうか。
特に前半は道の駅が頻繁に点在する。
そろそろ今日をお仕舞いにするか。
行き当たりばったりといえば聞こえがいい。
俺もそれが楽しいこと、と捉えていた。
一日の走行距離を当初は150kmから200km以内ときめていた。
が、暑さと体力不足でそれはできていない。
方針変更。
100kmから150km以内に変更する。
その距離以内で次の目標地域を設定して走り始める。
早々にテントと送り返した。
それも幸いして負荷軽減で走りが楽になった。
更に荷物のまとめ方や積み方に安定性もできてきた。
荷物を積んで走ることに体の慣れもできてくる。
午前中に距離を稼ぐは、継続。
台風19号が通過した後に夏の峠は過ぎた。
と感じた。
山口県辺りだったと思う。
それが九州を回って台風20号をやり過ごた松山市で完全に秋の風情に変化する。
昼までに距離稼ぎがより楽になっている。
心の持ちようで随分と物への対応は違ってくる。
例えば国道〇〇線を走る。
時々にポールに始点からここまで何km経過と出てくる。
俺はあと何kmと表記される青看板のほうを好む。
あのポールは、数百mと頻繁に出てくるだけに数値が減ってくる表示にならんべか。
と見るごとに思っている。
何km経過だとでは残りは?
計算をする。
その答えが表記されていたほうが分かりいい。
鹿児島市で南北を折り返すも、四国は三日間連続雨にあい想定よりも二日間費やす。
遅々として進んでいない感覚で少々のいら立ちも覚えていた。
それでも盛夏が過ぎて走りやすくなった毎日。
結局身体と心のバランスは、
心のほうが大きく比重を占めていることを再認識させられる。
ものは考えよう。
嫌だと思ったらニマッと笑う。
苦しいと思ったらそれもまた楽し。
と転換させる。
同じやるなら楽しくやれたほうがストレスは、たまらない。
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター