2018年10月21日日曜日

特別な時間

毎日を自転車に乗って過ごす。
贅沢な時間を過ごした。
休日は、松山での一日だけ。
台風21号をやり過ごした。

当初は、3~4日に一日休みを入れるつもりでいた。
身体を休めたり、観光をしたりするための時間。
雨の時は、走らない。
とも決めていた。

ところがいざ始めてみると止められない。
滞まっていることが苦手なことに気づく。
もともと長い距離を走りたいという欲求を満たすための旅。
観光は、二の次三の次。
知らない土地をともかく走ってみよう。

平均で10~12時間。
短い休憩をはさみながらとにかく走り続けていた。







本日は、晴天也。









若い連中と出会う。
多くは、自分の未来を探していた。

ともかく行動していることを評価は、出来る。
が、そこで答えを得られることなど稀なことだと思う。
俺に直接そこを聞くものもいた。
俺にそんなご託宣ができるはずがない。

一つだけ言えるのは、人の時間は長いようで短い。
短いようで長い。
自分が歩いてきた道を振り返った時に楽しかった。
といえるのが最高だろうと答えた。

せいぜい100年の命。
やりたいと思ったら始めて見る。
やれる可能性があるならやってみる。
旅をやっている大体の連中とは、そこに強い合意をみる。

よく聞かれることがそれ。
なぜ自転車日本一周?
悲願?
願掛け?
どんな目的がある?

な~んもない。
はしりたいから走るだけ。
68年生きてきて足を踏み入れたことのない土地が五万とある。
そこを自転車で走ってみたい。

で走り終えてどうなの?
さぁ~なぁ~。
何が残ったんだべ?
たくさんの画像が脳のひだの中に埋め込まれた。
美しい景色、暗澹たる光景。
軽トラックが交差できない狭い国道。
そのおかげで俺の事業が成功したと独白した人。
人の近い地域。
厳しい自然。

そうしたことを肌感覚で見知った。
それが全て。
それだけの事。

紙の上ではなく、
画像からだけでなく生の声、生の景色、生の温度。

では、楽しかった?

特別な時間だった。
そしてすべてが楽しかった。
そういうことだ。


世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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