2018年10月24日水曜日

紅葉でかりんとう?

晩秋なのだ。
ならば紅葉となるのだけれど紅が出てこない。
茶に近い紅。

木の葉は光合成を得るために緑の色、クロロフィルを使う。
光が十分にあっても気温が25度C以下なら光合成は低くなる。

夏が過ぎると緑が褪せてくるのはそのせい。

秋が深まり次に冬になると葉を必要としなくなる。
葉を落とす前に緑を分解して樹木の栄養とする。
地中から取り込んだ栄養素を効率よく再利用している。
マグネシウムをはじめとするミネラルクロロフィルから回収している。









塩漬け紅葉
画像:蓑面市観光協会サイトから







するとカロテノイドという光合成色素:黄色が現れる。
カロテノイドは、光合成の補助的働き。
補助集光作用・光保護作用・抗酸化作用等。
自身を守るために黄色はそのままにしている。

これが黄葉のメカニズム。

一方紅葉の場合。
クロロフィルの光合成が中止されだしてから葉で作られたブドウ糖が離層で遮断される。
離層は、葉の根元と枝のつなぎ部分。

葉に溜まった糖が紫外線の作用でアントシアニン:赤に変化する。
アントシアニンも抗酸化作用により葉と樹木を護る働きをする。

カロテノイドは、もともと備わっている色素なので
天候による影響が少なく黄色を見せてくれる。

が、紅葉の場合は、
日中の好天が多い
適度な雨・水分
昼夜の寒暖差が多いの三条件が必要となる。

どうも夜の気温が高いことが鮮やかな赤にならない原因のようだ。
夜が暖かだと作られた糖分を積極的に自身の活動に使用するらしい。
するとアントシアニンが葉に溜まらず濃い赤にならない。


モミジの天婦羅の話題をラジオが報らせていた。
とはいえかりんとうのような揚げ菓子なそう。
大阪府蓑面市の特産。



世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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