2017年11月1日水曜日

車の完成検査資格?

自動車が適切に組みあがっているかどうかを検査する。
これは当たり前だろう。
がそこに資格が必要だという。
それほど特殊な技術を要する検査なのか?

日産に続きスバルの無資格者検査が発覚した。

どんな検査をするのだろう。
適正な部品が付けられているか?
ボルトや、ナットが適切なトルクで締められているか?
試運転して適正に運転出来るか?
外装の傷は、ないか?
考えられるのは、こんなところ。

日産のサイトに検査の動画がある。
見るとやはりなのだ。
マニュアルさえあれば俺でもできる。











画像:Pixabai






あれぇ?
もしかして日本的官僚管理システム?
資格が云々という国土交通省のほうに問題があるのではなかろうか?

ちょいと調べるだけで出てきた。

今回の報道で必ずついているワード、国内出荷。

そう、海外向けは資格の有無など不必要。

そんなもの考えれば誰でも想像できる。
組みあがって自動車が出来ました。
さぁ、新車でございます。
で客が運転を始める。

おっと、タイヤ抜けて勝手に転がっていきました。
切ったハンドルが戻りません。
ずっと左回りを続ける車。

そんなもんあるはずがない。
あったらその会社は存続という文字が消し飛んでしまう。
いや、ある。

あると莫大な賠償金が付加される。
客の安全も大切。
が、自社の保身が先。
存続不能になるような作業をさせない。
企業とはそういう物。

こんなからくりがあるそうな。
日本には、車検制度がある。
正式には、自動車検査登録制度。

国土交通省のサイトに車検精度を説明したページがある。
その最後尾に
自動車検査制度は、車社会を支えています。
自動車を検査し登録することにより、
自動車の安全確保・公害防止が図られるとともに、
個々の自動車の識別が可能となり、
所有及び使用の実態が制度的に把握されます。
検査・登録を受けることによって、
自動車は初めて社会的に認知された乗物となるのです。
自動車検査登録制度は、巨大化していく車社会の秩序を支えています。



車検制度があるならば
新車を登録するときに完成車に組みあがっているかを
車検場で検査するのが本来の筋道になる。

これを各メーカー任せでやりなさい。
が役所の指導なのだという。。
その時、有資格者であるための定義や詳細確認事項も役所にはないのが現実なそう。

あるのは、こんな通達。
完成検査員については、自動車型式指定規則の実施要領(国交省の通達)に「当該検査に必要な知識及び技能を有する者のうちからあらかじめ指名された者」

ゆえに国家資格でもなければ認定の基準も国で定めていない。

Sankei Bizより
社内で検査に関わる内容を受講させ、

はい、あなたは今日から自動車完成検査員です。
で有資格者となる。

あえて言えば日産、スバルで
合わせて数十万台を超える対象車は、適正な検査を終えている。

国の不適正な資格者制度の有無以外は。



このおやじ、アゴハリ一族
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

広告