2016年1月26日火曜日

Honda JetとMRJの決定的違い

HONDAジェットが納入された。
1月23日アメリカで最初の納入式典。
価格は1機450万ドル、約5億3000万円。
競合機より高いそうだが、
燃費性能は同クラス平均を約17%上回るという。

性能ほかは、2015年4月25日
空のカブHonda Jet








画像
homda Jet
公式サイトより




日本人で初の発注者は、
日本通信株式会社 三田聖二会長
昨年2015年9月時点で
日本人からの発注がなかっことを知り注文を出したという。

同氏は、
すでに二機の小型機を所有しているも
Honda Jetの性能の高さを大きく評価しているという。
ただ、支払いは分割なそう。

三田聖二氏は、
1945年石川県生まれの団塊世代
アメリカで幼少期
デトロイト大学工学博士号
ハーバード大学経営大学院上級マネージメントプログラム(A.M.P)修了。
カナダ国鉄勤務、コンレイル鉄道勤務、ロングアイランド鉄道副社長、
シティバンク・エヌ・エイ副社長、メリルリンチ証券プロダクトオペレーション担当副社長、
モトローラ本社副社長兼日本法人常務取締役、
アップルコンピュータ本社副社長兼日本法人社長などを務めたのち、
日本通信株式会社を設立。
通称 J-com

携帯電話大手の設備を借りてサービスを提供する事業者(MVNO)として、
通信の相互乗り入れを目指した先駆け企業となる。

日本からの注文がなかった理由は、
主要空港でプライベートジェットの受け入れをしていなかったことが最大の理由のようだ。

国土交通省の小型ジェット機受け入れへ環境整備
ビジネス航空機の環境整備は、
平成 20 年 2008年 3 月に
航空局からビジネスジェット利用促進 調査報告書が発表さる。
H22 年 6 月
国土交通省新成長戦略の一環 でビジネス機の受け入れ推進が決定。
H24 年 3 月
ビジネス機専用ター ミナルが成田空港にオープン。 

にしても
上記三田聖二氏の記事は、2015年9月のもの。
日本からの注文がないというのは、どんな理由があるのだろう?
日本企業からの注文は、あるが日本人個人からの
注文がないという意味なのかどうかまでは、調べられなかった。


Honda Jet は、30年間の研究開発の結実。
現在100機を越える受注。

2016年は、50機の生産予定という。

MRJとの比較
小型機と旅客機の違いがあるが、決定的に違うことがある。

MRJ開発支援 wikipediaより
2004年度30億円
2005年度40億9千万円
2006年度経済産業省5億円助成
Jcastニュースでは、
総開発費用1500億円の1/3の
500億円弱を補助とも書いている。

MRJ納入は、
最初は、2013年予定が、
今現在さらに伸びて6度めの延期で
2018年後半となっている。

延期に次ぐ延期で営業に影響が出ていると言う。
膨大な開発費用の国策大型事業だが。
国が絡んでくるとロクなことがない。
戦後初めてのYS飛行機が見事失敗しているだけに
MRJも同じ轍を踏む可能性も大きいのか?

しかも、
WTO世界貿易機関違反の恐れがあり
他国で同様のケースの申し立てがあり違反判決がだされている。
係争中も数案件あり。

簡単にまとめると政府の補助が他国の利益を損ねてはいけない。
というWTO加盟国の約束事。

今日のタイトルの
Honda JetとMRJの決定的違い は、
国が後押ししているかいないか。

開発主体が三菱だから
国の支援がない方がおかしい、ぐらいな話。
三菱は、明治以来民間企業の姿をした国営企業に映る。

となればなおのこと
Honda応援の肩入れが増そうかと言うもの。



このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

広告