2016年1月24日日曜日

ボッコ

昨年手の指を凍らせてしまった。
一度経験すると再発しやすい。

凍傷は、字の通り細胞が凍ってしまうわけだ。

第一度
皮膚の変色・灼熱感やうずくような感覚・部分的・全体的なしびれ感、
時に激しい痛み
第二度
皮膚は徐々に黒くなる・その後水疱が生じる
第三度
壊疽えそ
第四度
筋肉や骨にまで壊死


今年は、
二重のグローブを嵌めているがこれでもまだ冷たい。
右手中指が第1度状態になっている。







これは、昨年の画像




俺は、ボッコ手袋の方が温いと考える。

そこで、実験してみる。
それぞれの指から熱が逃げている。
一本にまとめると熱の放射が少なく済むであろうと推理してみた。
人差し指、中指、薬指の三本を括ってみた。
テーピング用テープを三回重ねた。
保温力は、さほどに高くないはず。
にも関わらず今まで通りの左より痛くならない。

そこでアウトグローブはどうかと考えた。
つまり、ボッコ手袋のLLを一番上に嵌めれば最高だべな、と。

しかし、ここからがしみったれている。
自分で指先だけのアウトグローブ作ろうか?
いや、面倒だなぁ。
じぁ、やっぱりボッコ買うか?
いやぁ、贅沢だべ。
高い、安いの問題は別にそんなに何足も手袋がいるか?
もったいないべ。

女房は、必要なら買えばいいっしょ、と言うが。

そうだ、今持っている手袋の三枚重ねにすれば。
昨日は、久しぶりにCCスキー。
ここでやってみた。

いいじぁない。

ということで今シーズンは、アウトグローブ作成は、取り止め。
ぼっこ手袋も取り止め。

ボッコ手袋語源は、北海道弁でミトン手袋のこと。
棒のことをボッコと言う。
棒のように見えることでボッコ手袋ではないかと思っている。

俺たちの子供時分は、手編みの毛糸手袋を充てがわれた。

♫ 母さんが夜鍋をして手袋編んでくれた~

そんな時代だった。
着古したセーターを解いて再利用する。
色も染め直ししていた。
その時こんなふうに毛糸をまとめる。
かせ糸
こうする為に
子供の肩幅より少し広めに両の手を上げ
そこに左右順に毛糸を巻き混んでゆく。
あれは、つまらない作業。
単純作業なので飽きてしまう。

編んでくれたのは、当然、ボッコ。
暖かいし編む手間が少なくて済む。
両の手袋を細く編んだ毛糸紐で結び首から下げておく。

女房にボッコ手袋を知っているかと尋ねる。
もちろん使っていたようだ。
やはり母親の手作り。
道東で育った女房は、漂着する流氷の破片を持ち上げ
海に放り投げる遊びをしていたそうだ。

その時、片方が氷と一緒に手から離れていった。
少し大きくなっていたので紐付きでなくなっていたという。
悲しい思い出だと、
斜め上の目線で
昭和だねぇ、と懐かしんでいた。

昨日、今季22回目CCスキー1時間50分。
累計:38時間30分
今朝の札幌積雪55cm


このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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