いきまつ~。
私は、ももたん。
おかあたん、おとうたん、バーバも、ジージも、
ももたんのことを「ももたん」と呼びまつ。
窓に花が咲くような寒さ。
空の上に暖かさが吸い上げられるから地上がうんと寒くなる。
とジージから聞きました。
ももたんのいるところより、お空の上はもっと寒いってことなんだって。
夜が明けるとお日様が登る。
お日様があったか~い手を差し延べてくれる。
そして歩くと雪が鳴るんでつ~。
ポッカポッカのお日様に包まれてムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュと歩きます。
ももたんは、雪鳴きと呼んでいます。
ももたんは、それが大好き。
雪鳴き行こう、行こう。
雪の舞い始めた今朝の札幌 |
ジージの雪鳴きは、大きな音。
ももたんは、ちいさな音。
ジージが4歩歩くとももたんは、8歩。
ムギュ、 ギャバ、 ギャバ、 ムギュ
ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ、ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ
ムギュ、 ギャバ、 ギャバ、 ムギュ
ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ、ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ
公園に着きました。
アカゲラが カンカンカンカン・・・・・・
ジージとももたんの音を追いかけてきました。
ムギュ、 ギャバ、 ギャバ、 ムギュ
ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ、ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ
カンカンカンカンカンカンカンカン・・・・
雪がお日様に輝いています。
キラキラちゃんが飛んできました。
キラキラ棒を振ると雪のキラキラがジージとももたんの回りに飛び拡がります。
キラキラ棒の先から松の香りも広がります。
キラキラ棒の先から松の香りも広がります。
そして小さな小さな音がします。
キラキラキラキラ~、キラキラキラキラ~、キラキラキラキラ~
ムギュ、 ギャバ、 ギャバ、 ムギュ
ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ、ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ
ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ、ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ
カンカンカンカンカンカンカンカン・・・・
キラキラキラキラ~、キラキラキラキラ~、キラキラキラキラ~
キャハハハハハハハ~、キャハハハハハハハ~
ももたんは嬉しくなって歌い始めました。
キャハハハの歌です。
キャハハハの歌です。
行進でつ~。
ああ、行進だ。
ジージには、キラキラちゃんが見えません。
キラキラの音も聞こえません。
でも一緒に行進を続けます。
ムギュ、 ギャバ、 ギャバ、 ムギュ
ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ、ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ
ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ、ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ
カンカンカンカンカンカンカンカン・・・・
キラキラキラキラ~、キラキラキラキラ~、キラキラキラキラ~
キャハハハハハハハ~、キャハハハハハハハ~
キャハハハハハハハ~、キャハハハハハハハ~
お日様は、にっこにこ。
ももたんは、一所懸命歩いたので息が沢山出ています。
白いもやもやのふわふわの息です。
ももたんは、ジージにおねだりします。
ジィージ小鳥さんやってぇ。
ああ、いいよ。
口笛でピュ~イ、ピュ~イ、ピュ~イ、ピュ~イ
ムギュ、 ギャバ、 ギャバ、 ムギュ
ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ、ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ
カンカンカンカンカンカンカンカン・・・・
キラキラキラキラ~、キラキラキラキラ~、キラキラキラキラ~
キャハハハハハハハ~、キャハハハハハハハ~
ピュ~イ、 ピュ~イ、 ピュ~イ、 ピュ~イキャハハハハハハハ~、キャハハハハハハハ~
ふわふわの毛をしたリスさんが木の枝で見送ってくれました。
ムギュ、 ギャバ、 ギャバ、 ムギュ
ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ、ムギュ、ギャバ、ギャバ、ムギュ
カンカンカンカンカンカンカンカン・・・・
キラキラキラキラ~、キラキラキラキラ~、キラキラキラキラ~
キャハハハハハハハ~、キャハハハハハハハ~
ピュ~イ、 ピュ~イ、 ピュ~イ、 ピュ~イキャハハハハハハハ~、キャハハハハハハハ~
公園を一周しました。
ももたんは、少しくたびれてきました。
さぁ、ももたん帰ろう。
帰ってバ~バにココアを作ってもらおう。
うん、帰りまつ~。
アカゲラさんさようなら~。
キラキラちゃんさようなら~。
松の香を一杯纏ったももたんとジージは、バーバの待つ家に帰ってゆきました。
このおやじ、アゴハリ一族。
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター