そろそろ寒干しの時期。
女房と買わないば、と話をしていた。
正月が間近になると値も上がる。
で一昨日スーパーで買い求める。
美味いんだよね寒風にさらした蛸。
その鮮魚のコーナーに黒ソイの1本物が並んでいた。
約30cm位の立派もの。
298円、値段を見て驚き。
北海道の鯛とも呼ばれる高級魚。
捌くのが少し面倒とは思いつつ
何時ぞや食べたあのおいしさが脳味噌のひだから顔を出す。
蛸と一緒に購入。
三枚におろして、皮引きして刺身にする。
粗は出汁をとってから次の日に粗煮。
出汁は、しゃぶしゃぶ用。 刺身は、そのままでも頂く。
寒さを迎えて脂が乗っている。
少し硬めの歯ざわりながら旨みが乗っている。
熱を加えるとさらに旨みが凝縮される。
満足也。
ふと思う、今年一番美味しいと思ったものは?
昨日は、初滑り。
いや走り。
松枝に積った雪が
風に揺られ
宙に舞う。
本物のオリーブオイルで食べる手巻き寿司。
正真正銘のオリーブオイルを味わう機会があった。
去年のワールドチャンピォンを獲得した物他数種類。
基本果汁であることが理解される。
非加熱で種ごと圧搾する。
絞り上がった果汁の油部分がオリーブオイル。
ゆえに香りが立つ。
ふくよかという表現が似合う。
そして口に入れると少し渋い。
辛さとか苦さと表現もしている。
果実のほとんどが完熟する前に食べられることを
防ぐための虫、鳥対策をする。
それがあの渋さなのだろう。
その油に塩を加える。
手巻き寿司の醤油代わりに付け食べる。
その時は、無酸の海苔を使った。
口に入れる。
まずは、オリーブと海苔の香りが広がる。
咬みしだく。
酢飯の旨味甘味が、
オリーブオイルのさわやかさが、
海苔の濃密さが、
具の個性が、すべてが一体となる。
塩がそれぞれを一つにまとめてくれる。
それ以来100ccで約2000円もするオイルが我が家の冷蔵庫に居座っている。
美味しい蛸の話
吸盤の形が揃った物なんだと。
不揃いは、雄。
身が硬い。
反対は、雌。
柔らかくてジューシー。
スーパーの冷凍庫には少々太目で全体に大きなものと
小ぶりなものの二種類が並んでいた。
大きな方で約5000円位。
小さな方で2000円位。
大きなほうと小さな方では、倍の違いはない。
大きな方の吸盤を見る。
大の方が揃って整然と並んでいる。
小さな方を見比べる。
大きな吸盤が所々に散らばっている。
そこで俺は、合点する。
漁師や加工業者すべてに雄、雌の見分け方は解り切ったノウハウであることを。
ゆえに小さいから安いのではなく味が落ちる雄だから安いのだと。
ただ雄の肩を持つと固くて締まった食感と引き締まった味も魅力の一つ。
更にいつでも雌が美味い訳ではない。
産卵で味を落とす時もあり。
蛸の旬を見る。
真蛸は夏、足の1本もので売っている水蛸は冬なんだと。
とり合えずは、蛸の雄と雌の見分け方を知ったジジィーでありました。
このおやじ、アゴハリ一族。
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター