2017年12月3日日曜日

野々村社長に脱帽

四方田サッポロのコールが札幌ドームを木魂こだまする。
サポーターは、何度も何度も四方田を称えた。

今季のコンサドーレ劇場は、幕を閉じた。
なんと幸せなひと時だっただろう。






会心の1枚
横山の決勝弾の瞬間






北海道コンサドーレ札幌VSサガン鳥栖
試合から振り返る。

開始6分
センターラインから少し自軍寄りでボールを持つ横山。
顔を揚げる。
その先のターゲット都倉が目線の先にいる。
迷わずロングパス。

都倉ゴールエリアに入りながらヘッドで競勝ちマイナスに落とし。

バイタルのゴール正面JAYが受けて左足一閃、ワンタッチでシュート。

GOAL!! YouTube

ベンチの四方田がつぶやいた。
凄い!!


トレーニングの形であったのだろう。
が、それをいとも簡単に3人で具現した。
札幌の強力2トップが指揮官にさえ凄いと言わしめる先制ゴールを獲得する。
一気にコンサの流れ。

それから10分過ぎの16分追加点。
次の起点は、宮澤。

やはりセンターラインから少し自軍。
宮澤引っかけてボールを奪う。
2~3歩ドリブルで前を向く。
~7m先にパス、都倉に入れる。
相手プレッシングでこぼれたボールを兵藤がマイボールにする。
兵藤ダイレクトで右斜めのJAYへ。
JAYもワンタッチで右後ろの都倉へ繋ぐ。
受けて都倉は、ドリブルで持ち上がる。

相手DFは、二人で挟みに来る。
都倉は、体圧でコースを作る。
GKと1対1.

GKは、日本代表の一人権田。
エリア右中央で権田の立ち位置を見極め逆脚の右で枠内へ流し込む。

都倉の成長がある。
ゴールを前にして力まなかった。
都倉追加点GOAL!! YouTube

鳥栖は、戦闘意欲を失うのかと思いきや流石のしぶとさを発揮。
コンサドーレが楽勝の空気を流し始めていた。
心の隙を前半40分に綺麗に崩されて 1点を返される。

前半を2-1.後半が始まる。
鳥栖は、前半の1点を返した勢いそのままにCKから同点。

ここからがせめぎ合い。
消耗戦が終了間際まで続く。

何としても勝ちたい札幌は、菅に変えて早坂投入。
右からの攻撃で相手を翻弄。
次にトップ下に伸二投入。
この二人の投入でコンサに流れを引き戻す。

88分決勝弾
横山が宮澤に問いかける。
劇的なゴール欲しいよね。
FK福森。
コーナーから8mくらいの位置。
CKキックよりターゲットに渡しやすい位置。

JAY効果
権田はゴール枠手前を塞ぐ。
が、意識は外のJAYにある。
福森はそこを読んで手前の横山にピンポイントでキック。
横山ヘッドで逸らす。
右意識の権田は、防げず。
劇的を自らのヘッドで仕留めた横山YouTube。

G大阪の踏ん張りでチームJ1最高位の10位には届かないまでも
順位をもう一つ上げて11位タイでJ1リーグを終了させた。
試合は、今季のコンサの締めくくりにふさわしい内容だったのだが。
終了のセレモニーでは、肝心の四方田の声が流れない。
最後の最後まで発せられない。

野々村社長だけがはしゃぎまくっている。
ドームを去らずに残っている大半のファンは、
セレモニーを楽しみつつ四方田が気がかり。

サンキューウォーキングが終了する。
これでお仕舞い?
おもむろに宮澤キャップテンのスピーチが始まった。
そして四方田監督の挨拶。

ここ数日悩みました。
そして今朝決めました。
で始まった報告。
僕は、コンサドーレが好きです。
まだ関わっていたいと決めました。

ドッカ~~~ン!!。

野々村社長の仕掛けが功を奏した。
ペドロにメッセージを求めていた。
四方田の力だ必要だと。

四方田は、これで決心したのだろう。

野々村のスタンドプレイではあってもチームをもっと強くしたい。
その熱意に。
そこまでペドロと煮詰めていたのなら。

俺は、茅の外の話の流れではあった。
けれど俺を高く評価してくれている。

彼の喉の小骨は、完全に抜き取られていた。

そしてドームのサポーターも野々村の手のひらでコロンコロン転がされた。

それは少々のいやらしさ、えげつなさも感じさせるほどに濃過ぎる演出。
しかしに大団円で仕舞う野々村の脚本を見事と称えよう。
脱帽せざるをえない。

北海道コンサドーレ札幌
楽しい1年をありがとう。


このおやじ、アゴハリ一族
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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